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2020年09月28日 月曜日
歯茎がしみる
「歯茎がしみる」それは何が原因しているのでしょう。
原因として考えられること
1. 歯茎に傷がある
ブラシをその部位に多く当てすぎた。あるいは強く力を入れて磨いたために傷となった。
2. 食べ物による
刺激性の強い食べ物、熱すぎたり、冷たすぎる飲食物、形状が硬くてとがった食べ物などにより歯ぐきを損傷した。
3. 口内炎
口内炎による炎症で歯茎がしみる。
4. 知覚過敏
象牙質知覚過敏により歯が痛いのだが、歯茎にもしみると感じる。
5. 歯周病
歯周病による炎症でしみる。
特に歯肉に潰瘍を形成する「潰瘍性歯肉炎」などではしみる。 -
2020年09月22日 火曜日
歯肉が痛い
歯肉が痛くなるような症状は、歯周病以外に口内炎、ブラシなどによる擦過創などがあります。
歯肉が痛い具体的状態
歯肉にどのような変化化があるかをよく観察します。
炎症によるもの、外傷によるもの、その他よく観察します。
1, 炎症によるもの
歯周病などで歯肉に炎症がある場合、歯肉の腫脹・発赤・ポケットが深い、膿が出るなどの症状を伴うことがよく見られます。
口内炎の場合、しみたり、刺激物に対して過剰に反応します。
2. 外傷によるもの
ハブラシで歯肉を傷つける。
入れ歯で歯茎を圧迫して傷つくなどが考えられます。
3. アゴの内部に問題がある
歯の根に病変があり、歯肉にも症状が出ることがあります。
4. 骨隆起
骨がこぶ状に膨らみそこに食物が当たったり、ブラシなどで当たりやすかったり、義歯により圧迫されたりします。 -
2020年09月14日 月曜日
歯石の取り除き方
歯石を取り除くには、スケーラー、超音波歯石除去装置などで行います。
見えているところは取りやすいのですが、歯肉に隠れて中に入り込んでいる歯石(歯肉縁下歯石)は、
取り除くが大変です。
部位による取り除きにくさ
歯肉の上にある歯肉縁上歯石は、見た目にも気になる状態の場合もありますが、比較的サクサクと取れます。
通常歯肉縁下歯石は硬くてなかなか取れません。
歯周ポケット深くにある、根分岐部にある、根のくぼみにある歯石は、取り除くのが困難となります。
取り除く道具
手用スケーラーは、何種類かを揃えて歯面にうまく当たるようにして取り除きます。
超音波チップも、縁上歯石用、縁下歯石用、根分岐部用、仕上げ用、インプラント用など各種用途により使い分けます。 -
2020年09月07日 月曜日
再生療法を成功に導くために
歯周再生療法を成功に導くためには、どのようなことが必要なのでしょうか。
どのような条件が必要でしょうか
1, 適応症を知る
どのような条件下で手術するかにより、効果が異なってきます。
適応症を誤るとかえって悪化することもあります。
例えば歯周ポケットが浅ければ再生療法でなくほかの方法で済みます。
逆にポケットが深く根尖部の骨もないような場合には歯周をきれいにした時点で歯が抜けてしまうことになります。
2. プラークコントロールがしっかりされている。
プラークが多いと歯肉の接着が悪く感染のリスクも増え、かえって歯周組織を減らすことになります。
3. 生活習慣に問題がないかをチェックする。
タバコは歯周炎にとってリスクとなり、手術による効果が得にくくなります。
規則正しい生活は免疫力維持のために大切です。
4. 口腔内の環境が整っていること。
虫歯が治されており、歯並びも清掃に困らないように治されている。
再生療法の部位に負担がかからないように、また後の管理がしっかりできるように口腔内の環境を整えてから
再生療法に臨みましょう。
5. 歯ぎしりや食いしばりなどについて
過度の咬合力は、歯周を破壊に導きます。
ナイトガードなどの対策が取りましょう。 -
2020年08月31日 月曜日
歯周炎と咬合
歯周炎と咬合には要チェックの関係があります。
咬合について
食事などで嚙合わせる時、話をするときやつばを飲み込むときに軽く上下が合わさる時、食いしばりや歯ぎしりなどの強い力がかかる時
などシーンによって咬合力には差があります。
弱い力であれば、歯根膜に適度な新陳代謝を促し組織な良好な状態を保てます。
しかし、継続的に力が加わり続けたり、予期しない力が加わっると、歯の咬耗、ひどければ亀裂や破折なども起こしてきます。
歯周炎について
歯周炎は歯周病原菌などが初発因子となり、歯周組織に炎症を起こし、組織を破壊して減少させる疾病です。
プラークコントロールが良好で、歯周基本治療が適切に行われていれば、さらに重度の歯周炎にまで至らなければ
なんとかコントロールして維持できることが多いのです。
ごく弱い歯周炎の炎症と咬合が加わると
重度の骨吸収になると言われています。
歯周単独では考えられないほど、著しい骨吸収が起きてきます。
骨が溶けたところに強い力が加われば、さらに骨が溶け、歯の破折を起こすリスクも加わります。
無理な力が加わらないように、歯科医院で定期健診時にチェックしてもらいましょう。
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