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用語集

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    2011年11月24日 木曜日

    歯根膜

    歯根膜(しこんまく)とは、歯根と歯槽骨をつないでいる線維性の結合組織の事です。歯根を取り巻くセメント質と歯槽骨は、この歯根膜線維で強力に結合されており、噛んだ力のクッションの役割を果たします。歯根膜の幅は約0.2mmです。
    ◆線維の配列から次の群に分けられます。
    歯槽骨頂線維、水平線維、斜走線維、根尖線維、根管線維
    ◆歯根膜の役割
    1. 咀嚼時の力のクッションの役割を果たします。噛んだ力で圧が加わると、その力を放出して和らげてくれます。
    2. 歯に加わった力は、歯根膜の神経終末のセンサーに伝わり、圧の程度、方向などを認識します。硬いものを噛んだとき、突然の荷重を察知して避けることが出来ます。
    3. 咀嚼時の歯の移動を防いでくれます。線維はゴムのような働きをして押されてもまた元に戻ることで歯の位置を保ちます。

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    2011年10月27日 木曜日

    歯の動揺度

    歯は、正常な場合でも、わずかに動揺(生理的動揺)します。歯の動揺度は、支持する歯周組織の量と質によって変化します。

    1. 歯周炎によって、付着歯肉の喪失や歯槽骨の吸収があると、歯を支える歯根膜の量も減り動揺度が増します。
    2. 咬合性外傷や炎症によって歯根膜や歯肉の線維が乱れた場合も、支持している歯周組織が質的に低下するので動揺度が増します。

    歯の動揺度の判定は、歯の保存の判定の際に重要で、X線所見、ポケットの深さなどの検査結果とあわせて調べます。ピンセットなどで動揺度を調べた時、横揺れが増すと周囲の歯槽骨の量が減少している、または歯根膜に変化があることが推測されます。上下に動揺するようになると、歯の根の先まで骨が溶けてないことが推測されます。上下動をするとその歯は、保存が難しいことが予想されます。

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    2011年10月05日 水曜日

    根分岐部病変

    根分岐部病変とは、歯周病などで奥歯の根の間できた病巣の事です。歯周炎や歯髄疾患の病変が,多根歯の根間中隔に波及した状態の事を指します。おもに上顎の大臼歯、下顎の大臼歯、上顎の小臼歯の歯根の分岐している所にみられます。根分岐部病変は,歯周基本治療では治癒しにくく、病変の程度により治療法が明確に異なります。外傷性咬合や歯周-歯内病変の関与の有無も調べる必要があります。
    【分類】
    分岐部専用のファーケンション プローブや通常の歯周プローブを用いてエックス線写真を参考にしながら、進行度を 3 段階に分けます。
    (Lindhe & Nyman の分類)
    1 度:水平的な歯周組織破壊が歯の幅径の 1/3 未満。
    2 度:水平的な歯周組織破壊が歯の幅径の 1/3 を超えるが、根分岐部を歯周プローブが貫通しない。
    3 度:完全に根分岐部の付着が破壊され、頬舌的あるいは近遠心的に歯周プローブが貫通するもの。

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    2011年10月02日 日曜日

    アタッチメントレベル

    アタッチメントレベルとは、歯周プローブをポケットに挿入した際の,セメント-エナメル境からプローブ先端までの距離の事を言います。通常のポケットの深さを歯肉の上の部分から何ミリと計る検査の精密版です。セメント-エナメル境の代わりに修復補綴物の辺縁など他の基準点を使用する場合もあります。歯周病治療の評価する際、どれだけ改善して良くなったかを知る指標となります。
    【アタッチメントレベルを計る必要性】
    単にポケットの深さだけでは、歯周病が改善したと言えない場合があるのです。
    1. 歯肉が退縮して浅くなった。実際には進行していることもある。
    2. 歯肉の腫れが引いて浅くなった。実際のアタッチメントのレベルは変わらず、急性期がおさまっただけのこともある。
    【レベルの測定方法】
     通常おこなっているプロービングのポケットデプス値に歯肉退縮量を合計します。それを1 mm 単位で記載します。
    【アタッチメントレベルの意味するもの】
    アタッチメントレベルは,歯根面に付着している歯周組織の位置を意味し、過去から測定時までの付着喪失の結果であります。アタッチメントレベルを治療前後で比較することによりアタッチメントレベルの変化が分かり,治療効果の指標となります。治療により
    アタッチメントが増加した場合はアタッチメントゲインが,また,歯周病の進行によりアタッチメントが減少した場合はアタッチメントロスが生じると言います。

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    2011年09月11日 日曜日

    プラークコントロールレコード

    ブラッシングが上手く出来ているかを調べるための口腔内清掃状態を示す指数のことです。
    PCRといい、Plaque Control Recordの略称です。
    このプラークスコアPCRは、1972年に O’Leary(オレリー)らが考え出しました。
    お口の全ての歯を近心、遠心、頬側(唇側)、舌側(口蓋側)の4ブロックに区画します。、歯頸部歯面に付着したプラーク(歯垢)を、歯垢染色剤で染色することで確認してブラッシング指導に役立てます。
    プラークスコアは一般的に20%以下であれば、良く磨けていると判断されます。歯周外科を行う必要がある場合は、10%以下を目標とします。

    【プラークコントロールレコードの算出方法】
    1.1本の歯を近心・遠心・頬側(唇側)・舌側(口蓋側)の4区画に分けけます。
    2.歯面を乾燥させ、歯垢染色剤を綿球で塗布します。軽くうがいをします。
    3.プラークが染め出された歯頚部の歯面数÷検査歯面数×4×100(%)で、PCRを算出します。

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