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2011年10月12日 水曜日
どうして歯周病になるの?
1. その原因は第一に、歯周病菌です。
歯周病は、虫歯と同じように細菌によって起こされます。その歯周病菌を媒介するのがプラーク(歯垢)です。従いまして、歯の周りにこのプラークが付いていない事、プラークがその上につきやすくなる歯石がついていない事が治療や予防をするのに重要です。プラークは歯ブラシで落とすことが出来ます。しかし、歯石は石のように硬く、また歯や根にしっかりとこびりついている為、歯ブラシでは落とすことができません。そのため、歯石を取るためのスケーラーという特殊な器具が必要になります。
2. 為害作用を起こす力
歯茎にかかる咬合性外傷という、噛み合わせが悪い時に起こる力は、歯周組織に過大な無理な力を与え、歯の周囲の組織を破壊していきます。歯周病が進むと歯茎が弱っているため、正常なかみ合わせる力さえも耐えられなくなってきます。
また、歯ぎしりなどの過大な力にも、歯茎は耐えられなくなります。
これらの為害作用を起こす力は、歯周病の進行を助長して悪化させます。
3. 全身の疾患
歯周病と糖尿病との関連は深く、糖尿病は歯周病を悪化させる大きな原因のひとつになります。
4. タバコ、喫煙
喫煙する人は統計的に喫煙しない人よりも歯周病にかかりやすいというデータがあります。タバコに含まれる化学物質が歯肉からの出血を抑えたり、歯肉を硬くすることで症状が気づきにくくなります。喫煙者は末梢血への影響があるので、歯周病の治り方が悪くなります。
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