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2012年01月27日 金曜日
バイオフィルムの除去が歯周病予防のポイント 天白区コンドウ歯科
歯周病は、細菌によっておこる感染症です。単体による細菌ではなく、複数の細菌が集まってできるバイオフィルムが歯周病感染症を引き起こす原因です。
バイオフィルムとは、粘性のあるフィルムで、その中に複数の種類の細菌が共存して複合体を形成し、固体の表面に付着した状態のものの総称で、細菌が共同生活している集合体のようなものです。水で流しただけでは取れず、こすり洗いしてようやく取り除けるほど強固に付着しています。バイオフィルムの除去方法
1. ハミガキ
ブラッシングをきちんとすることで、ハブラシの毛先でバイオフィルムを除去することができます。バイオフィルムが付着している歯の付け根、つまり歯と歯ぐきの境目にきちんと毛先を当てて、毛先の細かい動きで物理的にバイオフィルムを剥がし取ることが重要です。適切なブラッシング指導を受け、セルフケアを上達させることもポイントです。
2 歯石を除去、スケーリング、ルートプレーニング
歯科医院での定期的な清掃も必要です。歯にこべりついた歯石を除去して、歯根面に付着したバイオフィルムを除去するためにスケーリングやルートプレーニングをします。ポケット内は、ハブラシでは除去困難です。
3. PMTC
PMTCとは、歯科医師、歯科衛生士などのプロによる器械を用いた清掃のことです。
歯の表面を専用のブラシで清掃して磨き上げ、バイオフィルムを付着しにくくするPMTCなども効果が高いです。バイオフィルムの除去は、1回やれば終わりでなく、定期的に取ってやることが、歯周病予防には大切なことです。
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