自覚症状が乏しく、気が付いた時にはかなり進行している歯周病は、その特徴の理解と普段からの予防対策が必要です。
■ 歯周病の特徴
1.  健康な歯周組織とは、歯周病発病前の正常な状態と、歯周病治療により回復した2つを言います。その状態を保つポイントは、日常のハミガキと定期健診です。
2. 歯周病治療を成功させるには、歯周病原因をよく知ることが大切です。歯周病は、歯周病菌による感染症で、歯周組織を破壊していきます。
3. 局所的原因(初発因子はプラークです)だけでなく、全身的原因が影響しています。
4. 歯周病の発症と進行には、個人差があり、リスクファクター(病因関連因子、宿主因子、環境因子)も影響しています。
5. 歯周病予防が大切で、発症段階、治療段階、メインテナンスの各段階に応じて適切なハミガキと健康増進のための知識を持つことが大切です。