思春期頃に発生して急速に進行する歯周炎という病気です。1999年にAAP(アメリカ歯周病学会)により発表された歯周疾患の最新分類では、「侵襲性歯周炎」に分類されています。
原因
特殊な細菌Aggregatibactor actinomycetemcomitansが、関与している可能性が高いと言われています。プラークや歯石は少ない。まれな難治性の疾患です。家族の中に同じような症状がみられることがあります。
分類
1. 局所型  第一大臼歯と中切歯に発生して骨吸収が著明であります。
2. 全顎型  全顎的に生じるもので、局所型が進行したものと考えられています。
治療法
プラークコントロールを行い、通常の歯周病の治療であるスケーリング・ルートプレーニング、歯周外科治療をします。
薬物(抗菌剤・抗生物質)による治療が有効となる場合もあります。