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2012年06月09日 土曜日
歯周病と知覚過敏 天白区コンドウ歯科
知覚過敏とは、「冷たいものを食べたり飲んだりする時に歯がしみる」、「歯磨きの時にブラシが当たると痛む」という症状です。
正式には、象牙質知覚過敏症と言います。歯のエナメル質の下層は象牙質となっており、象牙質には神経に達する細い象牙細管という管があり、これを介して温度や刺激を神経に伝えます。この象牙細管の石灰化が悪く、太く開いている場合に外来刺激が神経に痛みとして伝わり、知覚過敏となるのです。
■ 症状
知覚過敏は、虫歯がないのに、冷たい(温かい)物、酸味の強い物や甘味食品を飲食した時、歯に風が当たった時、歯ブラシなどが 接触した際に誘発される一過性の電撃様疼痛(ズキーーン)です。
■ 知覚過敏を起こす原因
1. 歯周病の進行した場合
歯周病になり、歯周ポケットができたり、歯肉が後退していくと、歯根のセメント質が削れて減少していき知覚過敏になるケースが多いようです。
2. 歯石を除去(スケーリング)後
一時的に知覚過敏を引き起こすこともあります。スケーリングによって露出した象牙細管が、唾液中のカルシュームによって石灰化が進み、細管が閉鎖されるため知覚過敏は治まるのです。
3. 歯ぎしり、咬み合わせが悪い場合
歯に強い力が加わり続けると歯の付け根に応力がかかり、根元のエナメル質が細かく破折して削れていきます。この部分が知覚過敏となるのです。
4. ブラッシングに問題がある場合
強い力で大きく横磨きをする、歯磨き粉(研磨材が入っている)を付けすぎるなどして、エナメル質を傷つけてしまうと知覚過敏になります。
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