ブラキシズムとは、歯軋りのことです。咀嚼する筋肉が何らかの理由により、異常に緊張して咀嚼・嚥下などの機能的な動きではなく、非機能的に上下の歯を無意識にこすりあわせたり、食いしばったり、カチカチと咬み合わせる習癖のことを言います。ブラキシズムは、食べ物がない無意識下において、強い咬合力が歯に加わるので、歯周組織、咀嚼筋、顎関節などに悪影響を及ぼします。咬合性外傷を起こす危険性があります。
治療方法
原因除去が基本です。しかし、原因がはっきりわからない場合も多いのです。そこでまず、
1. 咬合調整       早期接触部(特に後方接触位の早期接触部)を削除します。
2. ナイトガイドの装着  歯の摩耗を防ぎ、歯周組織へ加わるダメージも軽減できます。   
3. ストレスの解消を図る。
4. 自己認識法、暗示療法  ブラキシズムの為害性を認識してもらう。