歯周病の中でもその大部分を占める歯肉炎と歯周炎の最も重要な初発因子(歯肉に炎症を初発させる因子)は
1. 「プラーク
」(プラークを構成する細菌とその産生物)です。
このほかに、
2. 歯石もその内部にプラーク由来の内毒素を含んでいるため、初発因子となる可能性があります。
さらに歯肉炎から歯周炎に進行すると、縁下プラークの中に
P.gingivalis ポルフィノモナス・ジンジバリス、
T.forsythiaタンネレラ・フォーサイセンシス、
T.tendicolaトレポネーマ・デンティコーラ、
A.actinomycetemcomitanceアクチノバチラス・アクチノミセテムコミタンスなど
の特異的細菌が存在することが多いことが知られています。
これらの菌は「歯周病原性菌」、「歯周病原菌」と呼ばれています。