象牙質知覚過敏になると、「ブラシを当てるとキヤッとする。」「冷たいものがしみる。」「風に当たると痛む。」などの症状が出ます。
歯周病で歯根が見えるようになったり、歯の付け根に楔状の欠損がみられる場合によく出る症状です。
このような日常生活における過敏症錠は、何とか回避したいものです。
象牙質知覚過敏には、抜髄(歯の神経を取る)や充填(つめる)などの治療、薬剤塗布などの処置が行われます。
象牙質知覚過敏治療用の薬剤
1. 象牙質を被覆
接着性レジン、ボンディング材、グラスアイオノマーセメントなど、外来刺激が象牙細管に伝わるのを防ぐ。
2. 歯の表面に塗布
NaF、SnF2など石灰化を促進して、細管を閉鎖するもの。
3. 変性凝固
パラホルム、FC、硝酸銀など塗布したりイオン導入して細胞を凝固変性して刺激をシャットアウトする。
4. 上記の組み合わせの作用を持つもの
フッ化ジアミン銀(サホライド)、HY剤セメントなど