スケーリング、プレーニングという言葉
「スケーリングscaling」という言葉は、本来「うろこを落とす」あるいは「皮や殻をはぐ」という意味です。
「プレーニングplaning」は、「平らに滑らかにする」「カンナで削る」という意味です。
歴史
スケーリングは古くから行われている処置で、すでに約1000年も前にAlbucasisが器具を工夫して、歯石を取ることの重要性を強調しています。
その後、多くの人々が、スケーリングは歯肉の健康を保つ上で重要であり、歯周病の治療上きわめて意義が大きいことを報告しています。

「デブライドメントdebridement」は、本来挫滅した壊死組織の除去という意味を持っていますが、歯周病の分野では、
ポケット内の汚染物質(プラーク、壊死組織、歯石など)の除去という意味で使われています。
これは、歯石の除去ばかりではなく、プラークや他の汚染物質の除去を強調した言葉です。