歯周病が進行していくと歯の周囲の歯槽骨が溶けていきます。
歯槽骨の破壊が始まると骨頂部の歯槽硬線(白線)が消失して骨頂が不明瞭になります。
さらに破壊が進むと、根尖方向に向かって骨頂が吸収され定期ます。
歯槽骨の吸収の型と分類
歯槽骨吸収は、骨吸収の状態により水平性と垂直性の2つのパターンに分けられます。
1. 水平性骨吸収
歯槽骨頂部がほぼ均等に水平に吸収されたものです。
通常、プラークによる炎症がほぼ均等に深部に波及し、水平性吸収が生じます。
2. 垂直性骨吸収
骨吸収が特定の部位に限局して進行し、骨が垂直に吸収したものです。
炎症の他に咬合性外傷や食片圧入が関与している場合が多く見受けられます。
Glickmanの分類は骨の壁面の数により、1壁性から4壁性に分類されます。