歯周病の観点から考えると、かぶせ物を作る時に注意していることがあります。
1. 清掃性
マージンの位置と適合性、歯冠の形態が関与します。
歯冠修復物のマージンの位置は、歯周病患者にとって縁下に設定すると歯肉縁下プラークを増加させる事になります。
従って歯肉縁上マージンにするのが好ましいと言われています。
頬舌側の豊隆(カウントゥア)は、食物によって歯肉が傷ついたり、ポケット内へ食物が入るのを防ぐ役割をします。
しかし豊隆が強すぎると清掃性が悪くなり辺縁部に炎症を起こしやすくなります。
2. 食片圧入
接触点の位置と高さが大事です。
接触点は、60μ~90μ程度で辺縁隆線の高さを揃えます。
接触点の位置は、出来るだけ辺縁隆線寄りに設定をして、接触点上に食物が停滞をしないようにします。
接触点の広さは、垂直方向には狭く、頬舌方向にはやや広くします。
3. 咬合性外傷
咬合面の形態と面積、対合歯との接触が関与します。
咬合面形態は、その歯の受ける咬合力に影響し、咬合性外傷を防ぐ上で重要な因子です。
咬合力をできるだけ垂直(歯軸)方向に受けるようにします。
咬合面の頬舌幅径をできるだけ小さくして咬合面性を小さくします。
咬頭頂と咬合斜面をなだらかにします。