歯周病は歯周病菌による感染症ですが、発症・進行には
全身疾病が修飾因子として働いています。
歯周病と関連がある全身疾病
1. 歯周病の発症と進行に関連し、歯周病のリスクファクターとなる可能性のある全身状態、全身性修飾因子
1)不可変的なリスクファクター 遺伝性疾患
  Papillon-Lefévre(パピヨン-ルフェーブル)症候群、ダウン症、Chédiak-Higashi症候群、周期性好中球減少症
2)可変的なリスクファクター
  全身疾患 糖尿病、血液疾患、ホルモンバランスの崩れ、骨粗鬆症など
  薬物(副作用)、栄養不良、喫煙(タール、ニコチン)、
  ストレス(過度の仕事、社会的・精神的境遇)
 
2. 歯周病がリスクファクターとなる可能性がある全身疾患と全身状態
  
   糖尿病、心臓血管疾患、脳血管疾患、誤嚥性肺炎、早期低体重児出産、
  骨粗鬆症、掌蹠膿胞症、バージャー病、
  メタボリックシンドローム(動脈硬化性疾患の危険性を高める複合型リスク症候群で、
  内臓脂肪蓄積と高血圧、高脂血症、高血糖などを合併)