歯周病における歯周組織の破壊は、免疫反応が関与しています。
免疫反応は生体の重要な防御機構の一つですが、
同時に生体にとって有害な反応にもなります。
免疫反応は免疫系細胞の働きによるものであり、
外来異物と認識したものに対し特異的な機能を持ち、
その異物を中和したり破壊したりします。
これらの異物は抗原と呼ばれ、宿主自身のものと異なるタンパクあるいは多糖類で、
細菌の構成成分、ウイルス、細菌産生物、外来(移植)の組織や赤血球などです
歯周病において生じる免疫反応は、プラーク中の細菌由来物質が、抗原となり
生じます。