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2015年08月10日 月曜日
エナメルマトリックス タンパク質(EMD)を用いた手術
エナメルマトリックス タンパク質(EMD)は、歯根形成期にヘルトヴィッヒ上皮鞘の
内エナメル上皮細胞が分泌するタンパク質で、象牙質表面に
セメント質の形成を促します。
歴史
Hammerstromらは、これを歯周外科時の根面に用いて
歯周組織とくにセメント質を誘導しようと考えて研究を行った結果、
セメント質だけではなく歯根膜、歯槽骨も再生する効果があることを
明らかにしました。
エムドゲイン
その後製品化され、商品名「エムドゲイン」となりました。
エムドゲインは、ブタ歯胚から抽出したエナメルマトリックス タンパク質です。
主なタンパク成分は、アメロジェニンで、他の成長因子も含まれており、
根面に付着して歯根膜細胞の増殖、アルカリフォスファターゼ活性および
硬組織形成活性を高める作用があります。
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