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    2016年01月25日 月曜日

    歯周外科手術後の注意事項

    中等度から重度の歯周炎の場合、基本治療だけで状態が改善しないと
    再評価されると歯周外科手術を行うことがあります。
    歯周外科では、ポケットの改善、根分岐部の問題解決、付着歯肉の幅の増大、
    不揃いな歯頚線の改善、骨の凹凸の平坦化など様々な問題の
    改善が図られます。
    歯周外科後の注意事項
    ・麻酔が効いている間は、感覚がないので粘膜や唇を咬まないように気を付けてください。
    ・歯磨きの際には、手術部位を避けて他の部位は十分に行ってください。
    ・歯周パックがある場合には、無理に取らないようにしてください。
    ・手術後は、激しい運動や過労は避けてください。
    ・今日は、お酒、お風呂はやめてください。
    ・投与されたお薬は忘れずに時間を守ってお飲みください。
    もし、腫れたり、痛みが強い時には
    麻酔が切れる時に一時的に痛みが強くなります。
    我慢し過ぎる前に、処方された鎮痛剤を飲みます。
    特に、歯周再生手術後には反応性の炎症が強く、
    腫れが強くなることがあります。抗菌剤を決められた時間に飲みましょう。
    もし不安であれば歯科医院にご相談ください。

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    2016年01月18日 月曜日

    歯周病の方の歯冠修復

    歯周病がある場合、詰めたり、かぶせたりする歯冠修復は、
    次のようなことに注意します。
    1. 清掃性を考慮する。
    修復物のマージンの位置は磨きにくい歯頚部や隣接縁下部などは避け、
    適合性の良いものにします。
    歯冠の形態は、歯頚部にプラークが残りやすい強いカウンツァーは避けます。
    逆に豊隆が少なすぎると食物が歯肉に直性当たるので適度な豊隆となるようにします。
    2. 食片圧入に注意する。
    対合歯の咬頭が隣接面に当たったり、咬合面形態が悪く食物が隣接面に圧入される
    歯冠形態を避けます。接触点の位置と強さを調整します。
    もし、動揺が大きく、食事のたびに隣接面が押し広げられる心場合がある場合、
    連結して安定させることも行います。
    3. 咬合性外傷を避ける。
    咬合面の形態と咬合する面積は、歯根の負担度を考慮して作成します。
    咬合運動路を考え、咬合接触点の位置、咬合面形態、
    咬合する面積を調整していきます。
    対合歯との接触関係が強ければ、咬合性外傷を引き起こし、
    歯槽骨吸収による動揺という展開になってしまいます。

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    2016年01月11日 月曜日

    成人の急速進行性歯周炎

    急速進行性歯周炎rapidly progressive periodontitisは、侵襲性歯周炎と
    言われます。
    思春期から35歳頃の間に初発し、急速に進行した全顎にわたる
    高度な歯周炎です。
    ポケット内細菌の特徴は
    Porphylomonas gingivalisが、原因菌として重要な役割をしていると
    考えられています。
    その他に、A.actinomycetemcomitainsおよびSpirocheteなどの
    運動性の細菌が多いのを特徴としています。
    急速進行性歯周炎では、ポケット内の運動性菌motileと非運動性菌nonmotileの
    比率は1:1 で、運動性菌が増加
    しています。
    ちなみに、正常な歯肉溝内では、1:40 です。
    臨床的特徴は
    1. 初発の年齢は、思春期から35歳頃の間です。
    2. 全顎にわたって罹患します。
    3. 骨吸収がきわめて急速に進行する時期(活動期)があるが、
    進行が止まったり、ゆっくりになる時期(静止期)もあります。
    4. プラーク付着は症例により差があります。
    5. 歯周基本治療(機械的歯面清掃、キュレッタージ、テトラサイクリン抗菌薬)
    により著しく改善する症例があります。

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    2016年01月04日 月曜日

    歯髄疾患が歯周組織に及ぼす影響

    歯髄疾患(歯の神経の疾患、感染根管)は、根尖、側枝、髄管を通して
    歯周組織に影響を与えます。それとは逆に
    歯周疾患が原因で歯髄の疾患を引き起こすこともあり、
    互いに影響があります。
    3パターンあります。
    1. 歯内病変(歯髄疾患)に由来
    歯の神経である歯髄の病変が出来、それに起因して
    二次的に歯周病変が生じるパターンです。
    レントゲン所見では重度の歯周炎による歯周組織の破壊ときわめてよく似ています。
    2. 歯周病変に由来
    歯周病変に起因して二次的に歯内病変が生じたものです。
    重度の歯周炎があり深い歯周ポケットを介して根尖孔を通って
    細菌やその産物が歯髄に達して歯内病変を生じます。
    3. 歯周病変と歯内病変の併合型
    歯周病と歯髄疾患がそれぞれ別々に独立して生じ、
    両者の病変が連絡併合したものです。

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