口腔内写真は、初診の診査や、歯周病の再評価など様々な時に
視覚的な状態の変化を記録し、以前の状態との比較を行い
病状の改善、悪化を見るのに適しています。
写真検査の特徴
歯周病の診査では、ポケットの深さ、プロービングの出血、アタッチメントレベル
といった数値で評価できる診査と、
歯肉の形態、歯根の露出の状態、歯肉の色といった評価できないものがあります。
後者の項目についての記録には、写真で記録するのが適しています。
メリット
患者様への説明や動機づけに使うことが出来ます。
直接鏡で見ることが出来ない部位、プラーク付着の状況などを視覚に訴えることが出来ます。
さらに口腔内清掃や歯周病治療により口腔内の状況がどのように変化してきたかを
段階的に振り返ることが出来ます。
方法
口腔内写真撮影用のカメラは、マクロ撮影用で、リングストロボや左右にストロボを備えたものです。
専用に反射ミラーで内側や側面を撮影します。
正面、右側方、左側方、上の咬合面、下の咬合面の5枚を基本として、
斜め下方からの咬み合わせ、側面からの咬み合わせ、チェックしておきたい部位を
写します。
後々の比較のため、一定の方向から写すようにします。