初期の歯周炎では、ポケットもさほど深くなく、歯槽骨の吸収がわずかなので
プラークコントロールとスケーリング・ルートプレーニングによってある程度改善してきます。
しかし、中等度になると原因を取り除くだけでは、難しくなってます。
中等度歯周炎の臨床症状は
1. 歯槽骨吸収が歯根の長さの1/3~1/2
2. 歯周ポケットの深さが4~6mm程度
3. 動揺が出てきます。
4. 根露出、歯間隣接面に隙間が出てきます。
治療方法
1. プラークコントロール、スケーリング・ルートプレーニング
2. 上記に加え、歯周外科処置等により歯周ポケットを浅くすることが必要となります。
3. さらに垂直性の骨欠損に対しては、歯周再生治療法、早期接触除去のための咬合調整なども必要です。
4. 歯の動揺に対しては、暫間固定などにより安定させることもあります。