歯がグラグラになってくる原因には、歯周病、歯根破折、外傷による骨の損傷などが考えられます。
今回は、歯周病についてお話します。
歯周病の進行
歯周病が進み歯の周りの歯周組織が失われてくると支えが少なくなるために動揺してきます。
特に歯槽骨が溶けてくると固いものも噛めなくなります。
そのような場合、歯が長く感じてきたり、歯根が見えてくることが多くなります。
どうすれば?
歯周基本治療と同時に固定処置をします。
固定には、歯周組織が安定するまでの間の暫間固定、動揺歯の永久固定があります。
暫間固定には、歯の間を接着材で止めるエナメルボンディング、ワイヤー結紮などの方法があります。
それでも安定してこなければ連結冠などの永久固定をします。