歯の摩耗は、歯ぎしりなどで強く起こることもありますが、年齢が進むと、
長年の噛み合わせでも次第にすり減ってきます。
注意が必要な摩耗
1. しみてきた時
急なすり減りの場合が多く、歯の神経が刺激されてしみてくることがあります。
2. 歯の神経近くまですり減った時
噛む面の色が白色(エナメル質)から黄み(象牙質)がかってきて、少し赤み(歯髄)が見えてきた時です。
3. 痛くて噛めなくなった場合
神経が刺激されている、あるいはすでに神経に損傷が起き根尖病変を作りその炎症のための痛みで噛めない。
4. 歯の形態を失い、全体の噛み合わせまで狂う
摩耗面が平らだと横の摩擦が大きく、歯のダメージを受けるばかりか、
全体の咬み合わせまで悪くなってくる。
もし痛みがなくても、摩耗がある場合には、それなりの対処が必要になります。