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歯周病は、歯の周りの歯茎(歯肉)や、歯を支える骨などが破壊される病気です。 プラーク(歯垢)などが原因で発症し、初期・中期の歯周組織(歯肉・歯根膜・セメント質・歯槽骨などの歯を支えている土台)が破壊されて進行するまでは、痛みをあまり感じることがなく、歯周病の症状がどんどん進んでしまいます。痛みや腫れが出てくるのは末期になってからです。そこに歯周病の一番の恐さがあります。 歯垢の1mgの中には、およそ2億の細菌がいるといわれます。そのうちの歯周病菌が原因で歯肉に炎症をひき起こし、歯槽骨を溶かしてしまい、歯周病(歯槽膿漏)になります。 そのため、日頃のブラッシングや早めの予防・検査・治療を心がけてください。
正常な歯と歯周組織、進行する歯周病のイメージ図です。歯周組織とは、歯肉・歯槽骨・歯根膜線維・歯根のセメント質などの歯の周りの組織を指します。
歯の表に見えている部分は、エナメル質という硬い組織で歯冠部(しかんぶ)と言います。中に隠れた歯根の部分はセメント質という層で、周囲の歯槽骨(しそうこつ)と、しっかりした歯根膜線維(しこんまくせんい)でくっついています。ところが、歯周病が進行すると、歯肉の炎症が奥まで進み、歯から歯肉がはがれ、深い歯周ポケットを作ります。中には、歯石・歯垢(プラーク)がたまってきます。さらに、歯槽骨が破壊され、歯根膜線維もズタズタになり歯がグラグラしてきます。
歯周病は、ホームケアとプロフェッショナルケアの両者が上手くいくと、進行を阻止し、健康を取り戻すことができます。まず、歯周病の原因となるプラーク(歯垢)を取り除くことが一番肝心です。
Step1予防
正しいブラッシングを身につけ、毎日実行します。(ホームケア)そして、歯科医院での治療を行います。(プロフェッショナルケア)
Step2歯垢・歯石除法と歯周病の内科的治療
歯肉の奥まで入り込んだ歯垢・歯石を取り除き清潔にして、歯根面を滑沢にします。歯周病菌の集団であるバイオフィルムを破壊するのです。その他、歯周病の原因となる噛み合わせを始め、種々の因子を出来る限り取り除きます。(薬などを用いた歯周内科との組み合わせも可能)
Step3歯周病の外科的治療
重症で上記だけでは治らない場合、歯周ポケットをなくす手術(歯周外科・EMD法やGTR法による歯周再生療法など)を行います。
Step4メンテナンス
歯の健康を維持するため、歯科衛生士による専門的な歯のクリーニング「PMTC」を受け、メンテナンスを定期的にされると良いでしょう。
名古屋市で歯周病治療なら天白区のコンドウ歯科へお気軽にお問い合わせください。あなたのお口の健康を守ります。