歯周ポケットは、「プローブ」という目盛りのついた器具で調べます。
健康な歯の付け根の歯肉には、1mm程度の隙間があり、それを「歯肉溝」と呼びます。この溝が歯周病により病的に深くなっていったものを「歯周ポケット」と呼ぶのです。
【青矢印部】
黒っぽく見えめのは、ポケットの中に潜んでいる歯石です。歯石は凸凹していてプラークが付着して、ヌメヌメの細菌生活共同体であるバイオフィルムを形成しています。そこから歯周病の毒素を出し、遊離される歯周病菌により免疫系統が乱れます。
歯周組織が破壊されていきます。特に歯周ポケットの中は、嫌気性菌(酸素がないところを好む菌)である歯周病菌が増え、口臭のもとにもなります。
【赤矢印部】
ポケット内部からの出血と排膿(うみ)です。出血は、ポケット内部に炎症が広がり、進行していることを示します。