2014年09月01日 月曜日
根分岐部病変が生じやすい原因 名古屋 コンドウ歯科
根分岐部病変は、歯周病変が多根歯の根分岐部に及び、根分岐部の歯周組織が破壊され、
根面がポケット内に露出してプラーク細菌が付着・汚染されている状態です。
根分岐部のポケット
1. 根分岐部の根面に沿って根尖方向へ垂直性のポケットが形成される。
2. 根分岐部の中心に向かって水平性ポケットが形成される。
根分岐部病変が生じやすい原因
1. エナメル突起やエナメル真珠が存在することが多い。
2. 根分岐部の根面には裂溝や小窩が存在し、セメント質の形成不全も存在することが多い。
3. 咬合力が集中し、強い力が作用しやすい。
4. 髄床部には、髄管(副根管や側枝)が多い。
5. 上記の1~4が合併して作用することもある。