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2021年11月29日 月曜日
歯周病で歯茎からの出血が続く
歯周病の症状の一つに、歯茎からの出血があります。
出血が続くのは次のようなことが考えられます。歯肉からの出血の原因
ここでは、歯周病に関しての出血の原因をお話しします。
1. 歯周病による歯ぐきの炎症
しかも、歯周病が進行形の時に出血しやすい。
プラークが落とせていない、あるいは虫歯や不適合冠などが原因でプラークが溜まりやすい環境になっている場合、歯肉に炎症を起こして出血します。
2. 歯ブラシやデンタルフロスにやり方に問題がある
歯ブラシで同じ部分を強くこすりすぎる、フロスを歯間部にパチンと入れる。
いずれも乱暴な取扱いにより歯肉を傷つけて出血します。
3. 歯肉縁下歯石
歯肉の中の歯石の刺激により出血を繰り返します。対処方法
歯周病治療をします。
歯周基本治療により原因を取り除きます。
プラークコントロール、歯石除去、プラークの溜まりやすい環境の改善(不適互換を取り除く、矯正治療など)、全身的な問題の改善などをします。
全身的な問題とは、歯周病に影響を与える疾病(糖尿病、骨粗鬆症、メタボ、リウマチなど)のちよぅやコントロールです。
また、投薬の中には歯肉に影響を与えるものも多く含まれます。 -
2021年11月25日 木曜日
歯茎の腫れが取れない
歯茎、とりわけ歯のつけ根が腫れていて、赤く出血しやすい。
この状態が続き、歯磨きはしているものの、一向に良くならない。どうして?
1. プラークが残りブラッシングが不十分である
プラークの中に歯周病原菌があるので、歯磨きが不十分だと歯茎に炎症が起きます。
炎症があると歯茎から出血しやすくなります。
2. 虫歯、不適合冠がある
歯の際は虫歯ができやすく、そこにプラークが溜まりやすくなります。
不適合冠も同様で、かぶせた時には良くても歯磨きや咬合の影響で、かぶせてある境目が削れて不適合になることがあります。
3. 全身疾病や薬の影響
例えば、糖尿病などの疾病があると、歯周病が悪化しやすく、治りにくくなります。
ある種の薬(高血圧剤の一部、免疫抑制剤など)の中には、歯茎が腫れやすくなることがあります。対策
取り除ける要素は、排除します。
歯磨きは自分ではしっかりしているつもりでも、磨き残していることがあります。
歯科衛生士などの指導を受けることで歯肉の状態が変わることが多いです。
一度歯科医院でご相談をしてください。 -
2021年11月15日 月曜日
歯周病は全身と関係する
歯周病と全身の関係と近年クローズアップされてきています。
歯茎の血管を介して全身との関係が密なことがわかってきました。歯周病と関係が深い疾病
1. 動脈硬化症
歯周病原菌の影響により血管の硬化が起こってきます。この事はいろんな疾病の原因となってきます。
2. 糖尿病
重度の歯周炎はインシュリンの働きに影響を与えます。逆に、糖尿病は歯周病を重症化していきます。
3. 骨粗鬆症
軽度の歯茎の炎症でも骨粗鬆症があると重度の歯の周りの骨の吸収をきたします。
4. 早産、低体重児
歯周病があるとリスクが高まります。
5. 心血管疾患
歯周病原菌やそれから生産される炎症性サイトカインが原因で動脈溝化が進み狭心症などを起こしてきます。
6. アルツハイマー型認知症
歯周病の炎症反応で脳内のアミロイドβ が蓄積され認知症が進みます。
7. リウマチ
関節リウマチになると歯周病の罹患率が高まり重症化しやすくなります。 -
2021年11月08日 月曜日
歯周病の将来に対する影響
新しい歯周病の分類では、歯周病の将来に対する影響も考慮避けています。
将来に影響する因子
1. 糖尿病
糖尿病と歯周病の関係は良く取り座されています。
糖尿病になると歯周炎が進行しやすく重症化もしやすくなります。
血管がもろくなり、感染に対して弱くなることです。
逆に歯周炎が進むと糖尿病も悪化することもわかってきました。
糖尿病も歯周病もコントロールしていくことが大事です。2. 喫煙
タバコは、歯肉にも悪影響を及ぼします。
タールが歯に付着して汚くなるだけではありません。
ニコチンなどの有害物質は歯肉の免疫機構を弱くします。
歯肉の血管は収縮して歯周病原菌などに抵抗する免疫が十分に働かなくなります。3. その他
全身疾病、特に免疫を落とすような疾病は将来に対して影響を及ぼします。
生活習慣、とりわけ不規則な生活やストレスも歯周病に影響を及ぼします。 -
2021年11月01日 月曜日
歯周病の人が骨粗鬆症と言われたら注意
近年、骨粗鬆症と歯周病の関係が話題になります。
骨粗鬆症になると
骨密度が低下して、骨折を起こしやすくなり、寝たきりになるリスクが高まります。
アゴの骨も例外ではなく、骨密度が低下します。
歯周病になると歯の周りの骨が溶けてグラついてきますが、そのリスクが一層高まります。
歯周病による炎症が軽度でも、重度の骨の吸収を起こしてきます。対策
普段から歯磨きなどのプラーク コントロールに努めます。
定期的に歯科医院で見てもらいます。
骨粗鬆症でない方は、ビタミンDを気にして摂取、適度な運動などに心がけます。
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