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2018年10月29日 月曜日
下の奥歯の歯茎が腫れる
下の奥歯の歯茎の腫れは、歯周病、親知らず、根の先の病変などの
原因が考えられます。
1. 歯周病
中等度から重度の歯周病になると、歯を支える歯槽骨が溶けるのが進んできます。
歯周ポケットが深くなりそこに炎症が起こると、歯茎が腫れます。
特に根分岐部に病変ができると歯茎の腫れを繰り返すことが多くなります。
炎症が強いと噛むときの痛みも強くなります。
2. 親知らず
親知らずの歯茎が腫れるのは、うまく歯磨きが出来ない為にプラークが残り、歯茎に温床を起こす為です。
ひどくなると口が開きにくくなり、つばを飲み込んでも痛くなります。
3. 根の先の病変
いわゆる、根尖病変、根の先に膿みの袋ができている、などといわれるものです。
歯の中の神経の管から細菌感染が根の先に波及していくために起こります。
根管治療などの処置が必要となります。 -
2018年10月22日 月曜日
歯茎から出血しないのに
歯磨きをしても歯茎から出血しないのに、歯周病と言われた。
それでも歯周病なの?
歯ブラシしても出血しないのに歯周病
歯肉に炎症を起こしていると出血するといった症状が出ます。
しかしながら、歯周病が進み、慢性化してくると歯肉表面からの出血があまり見られないことも多いのです。
ただ、歯周ポケット内に炎症が潜み、歯周病のプロービング検査の際、出血があると言われることもあります。
歯周ポケット内には歯ブラシがうまく届かないため、歯周病原菌が増えやすいと言えます。
歯茎の出血は注意信号
炎症による出血は、歯周病が進行していることを示唆します。
プラーク中の歯周病原因菌を減らすことにより、症状は改善します。
ブラッシング、歯石やブラーの除去といった原因を取り除くことが大切です。 -
2018年10月15日 月曜日
歯周病検査の主な項目
歯周病は、その有無、程度を知る必要があり、治りにくく再発しやすい為、
治療効果の推移や再発していないかの長期的な検査チェックが必要になります。
主な検査項目
1. 歯周ポケットの深さ
深いことには問題があるが、歯肉退縮して浅くなっていても歯周組織が失われていることになる。
2. 動揺度
歯を支える歯周組織が減少する、急性炎症があるなどで動揺度が増す。
3. プロービング時の出血
ポケットの中の炎症により出血している可能性がある。
4. 歯肉の腫れ
発赤して腫れていれば炎症が疑われる。
5. プラークの付着度
染出しなどで視覚的に分かりやすくするとどの部位に多く残っているかがわかる。
6. レントゲン検査
内部の様子を把握でき、歯槽骨の状態を知ることが出来る。
7. 模型診査
歯周病による歯の病的移動がないか、混合の状態は同化などを見る。
その他、口腔内写真による比較、付着歯肉、歯肉歯槽粘膜の状態、根分岐部の状態などを見ていきます。 -
2018年10月08日 月曜日
歯がグラつく前に対策を
歯周病でぐらぐらがはっきり感じられるようになったら重度に進行している場合が多いです。
その前に何らかのサインがあるので、見逃さないようにしましょう。
グラつく前のサインとは?
1. 歯の間に物が挟まり易い。
歯周病で歯周組織が失われるため、歯の間に隙間ができてものが詰まりやすくなります。
2. 知覚過敏
根元が見えてくると、冷たい物がしみたり、歯ブラシを当てる時にキヤっとします。
3. 歯茎が腫れる。
腫れてもそのうちに治るので放置しているのは危険です。
4. 硬い食べ物を避ける。
しっかりと噛めなくなるのは、歯を支えている歯槽骨を始め歯周組織の量が減少してきた事が示唆されます。
5. 歯並びが乱れてきた。
以前と比べ、歯並びが乱れ、飛び出してきた歯もある。
対策は?
歯科医院で相談しましょう。
歯周病が進行しているなら、しっかり治療を受けましょう。
歯磨きなどのプラークコントロールも丁寧にしましょう。 -
2018年10月02日 火曜日
深いポケットの中は炎症を起こしている
歯周ポケットとは、歯と歯茎の間にできる病的な隙間のことです。
健康な場合もわずかですが歯肉溝という隙間があります。
歯周病によりこの溝が深くなり、歯周ポケットになります。
どうして歯磨きしていても悪くなるの?
通常、2~3mm程度なら性状の範囲なのですが、歯茎に炎症が起きるとこれが深くなります。
歯ブラシは、深くなった歯周ポケット内部まで綺麗にすることはできず、
ポケットが深くなればなるほど、プラークが多く溜まり、内部に歯周病原菌が増えます。
見かけ上はきれいにしていても、内部の炎症は進行していきます。
如何すればよいの?
4~5mm程度のポケットなら、歯周基本治療を行いスケーリングなどで内部を綺麗にできれば
歯肉が改善に向かうケースが多いです。
しかし、6mm程度に達する深いポケット、歯周の破壊が進んでするケース、修飾因子が取り除けないケースなどでは、
なかなか改善が実感できません。
そのような場合には、総合的な治療が必要で、歯周外科なども必要な場合もあります。
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