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2022年06月27日 月曜日
歯茎をブラシで磨いてよいのだろうか?
歯ブラシで歯を磨いていると、歯茎も磨いておいた方が良いのか迷ってしまいます。
ブラシの当て方
基本的な磨き方には種類があり、通常はプラークを落とすことが目的です。
プラークを効率よく落とすには、的確にブラシを歯面に当てる必要があります。
歯肉に炎症がある、歯周ポケットが深いなどの場合、ブラシの選択、当て方、動かし方などを工夫する必要があります。歯茎を磨く?
お勧めではありません。
歯茎をブラッシングすると、歯肉の退縮(歯茎がやせる)を招いてしまいます。
バス法で歯肉と歯の間を45度で狙って磨く場合には、専用のブラシがあり、動かし方も習得する必要があります。
また、歯石が付いている歯周ポケットを目掛けて磨いても良い結果は得られません。
歯科医院で歯周病治療を受けながら、ポイント的に磨く方法であると認識したほうが良いでしょう。歯面に付いたプラークを落とす
ご家庭でのブラッシング方法です。
あくまでも曲面の形をしている歯面に付いたプラークをいかに隅々まで落とすことが出来るか。
このことに目標を置きます。 -
2022年06月20日 月曜日
自分は歯周病なんだろうか
歯周病かどうか、歯科医院で専門の話を聞いてもわからない。何かヒントにならないでしょうか。
歯周病が疑われるフレーズ
1. 歯周ポケットがある
歯と歯茎の間にある隙間は「歯肉溝」と呼ばれ、通常は3mm以内とされています。これが歯周病になると炎症が深部に進行するため、4mm以上になってきます。そのように病的な溝の事を「歯周ポケット」と言います。このフレーズがあれば歯周病と考えられます。
2. 根分岐部病変が認められる
奥歯の複根歯の間にできる骨の吸収を伴った歯周病の病変の事です。歯茎が繰り返して腫れる原因にもなります。
3. 歯肉退縮している
この原因は歯周病だけではありません。歯周病が進行すると歯肉がやせてるので、他の要素も含めて総合的に判断します。知覚過敏を伴う場合もあります。
4. プラークが多く、歯肉が赤い
プラーク中の歯周病原菌は、歯周病の初発因子です。歯肉が赤くなって出血などがあれば歯周病を疑います。
5. 歯の動揺がある
これも歯周病だけとは限りません。だんだん動揺が強くなってくれば歯周病の疑いがあります。歯の破折、根尖病変などとの鑑別が必要です。自分が歯周病かどうか
よく分からなければ歯科医院で聞いてみてください。
歯周病に関する前述のような独特な表現があるので、よく理解の上、治療を受けましょう。 -
2022年06月13日 月曜日
歯の間の歯肉の隙間は治るか
歯の間にできた隙間は、三角形で黒く見えねことから「ブラックトライアングル」と言います。
審美的に悪く、ものも詰まりやすいため悩まれてしまう方が多く見られます。ブラックトライアングルの実態
歯肉が無くなって見えますが、実際には内部の骨も失われているケースがほとんどです。
歯周病が進み、一か所だけではなく、あちらこちらにブラックトライアングルが出来てしまいます。
出来れば時間を逆戻ししたいと思われる方も多いでしょう。治療できるのか
歯が長くなり、それを隠すには、「歯肉移植」という方法を用います。
しかし、歯の間の骨が失われている場合には、それを埋めるのは不可能です。
でも何とかならないのか。トンネリングテクニックで下部から組織を持ち上げて、そこに歯肉移植をする方法があります。
さらに骨補填剤で骨も足す方法があります。
しかし、まだ確立した方法ではなく、しばらくすると元に戻ってしまうことがあります。
歯肉の再生再生療法剤を用いる試みもされています。かぶせたり詰めたりする方法は審美的に満足する方法ではありません。
今のところブラックトライアングルを作らないように、歯周病予防が一番大切です。
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2022年06月06日 月曜日
歯茎が赤いが、歯磨きでは血が出ない
歯茎が赤いのだが、歯磨きをしても血が出ない。
良く見ると、奥歯の表側の歯茎が、歯の付け根に沿って赤くなっている。
どのようなことが考えられるのだろうか。原因は
1. 歯周病
歯磨きで血が出ないのは、歯茎の内面の炎症が強くても、表面は比較的状態が良い場合です。
あるいは、ハブラシがその部に的確に当たっていない場合です。
歯の付け根ということで歯周病の可能性が高いと考えられます。
2. ブラシによる傷
歯ブラシを強く当てすぎたり、大きく動かしてこすりすぎると歯ぐきに傷をつけてしまいます。
3. 食物の流れ
奥歯の歯並びが悪いため、硬い食べ物などが直接歯茎に当たってしまい傷ができる。
歯並びが良ければ、上下の奥歯の噛む面でしっかり砕くことが出来ます。対策
歯周病治療、ブラッシングの指導を受ける、歯並びを整えるなどで対策を取ります。
ある程度歯周病が進むと、治療が困難となるので、早期にしっかり治しておきましょう。
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