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2018年06月25日 月曜日
奥歯の歯茎が時々腫れる
奥歯の歯茎の腫れの原因は、
1. 歯周病で根分岐部病変がある、
2. 重度の歯周病になってしまった、
3. 根尖病変が原因で腫れた、
などが挙げられます。
今回は、根分岐部病変と根尖病変のつながったものについてお話しします。
根管内に感染を起こし、それが原因で根尖病変を作った場合、
根管治療をして歯茎の腫れの治療すると同時に根管を清掃する事により再び悪くしないように治療します。
ところが、根分岐部と根尖病変がつながってい場合、
根管を清掃しても、歯茎の腫れの原因となる細菌などの汚染物質は外界より根尖に供給されます。
従って治療が困難となり、予後も不良となってしまいます。
歯周病が進行すると根管の予後も不良となるので、日頃からの健診をお勧めします。 -
2018年06月18日 月曜日
強い咬み合わせの力で歯周が悪くなる?
歯周に外傷を起こすような強い力が加わるような咬み合わせを
「外傷性咬合」と言います。
どのようなものが外傷性咬合となるのか
1. 早期接触
その歯だけ最初に当たり、無理な力が歯周に加わる。
2. 咬合干渉
アゴを前後左右に動かしたとき、一連に当たる部分とは別の部分が咬合して
本来の咬合接触が乱れる。
3. 歯ぎしり、食いしばり
通常と比べ物にならないほど強い力が加わることで、歯周の破壊が起こってしまう。
4. 弱っている歯周
歯周病が進行してくると、通常の力でも歯周が耐えられなくなってきます。
この様な咬み合わせは、できるだけ取り除き、歯周を安定させ、
負担のかからなくするような咬み合わせにします。 -
2018年06月11日 月曜日
破折歯を放置すると・・・
なんらかの原因で歯根が破折しそれを放置すると、歯周組織の破壊も起こり、
だんだんそれが重症化します。
歯根破折の原因
1. 咬む力
硬いものを咬んで、その力に耐えられず、歯根が破折することがあります。
歯ぎしり、食いしばりなどの過大な力で破折することもあります。
2. 歯根に問題がある
太い土台、虫歯で資質が薄い等歯根が力に耐えられない状態になっている。
症状
・歯が急に動揺がする。
・咬んだ時に痛みがあり硬いものが噛めない。
・歯茎が腫れ、薬を飲んでも一向に改善しない。
咬んだ時に大きな音がし、その後このような症状が出てきたら歯根破折を疑ってください。
治療
部分的な破折の場合には、保存する手段もありますが、
残念ながら完全に破折、あるいは歯根が砕けている場合には抜歯となります。 -
2018年06月04日 月曜日
前歯が動き、飛び出るわけは
今までよりも前歯が動揺して、飛び出てきたように思えるわけは?
原因
一番考えられるのは、歯周病関係です。
しかも奥歯でも歯周病が進み(自分では気が付いていないことが多い)、その影響で前歯が飛び出てきたケースです。
まず、奥歯の歯周病で歯が近心(前の方)に傾斜してきて、咬み合わせの高径が低下します。
そうすると前歯は前方に押しつぶされて飛び出てきます。
と同時に、前歯の薄い表側の骨も溶かされ、動揺してきます。
その他、外傷などによる脱臼でも同じようなことが起こります。
治療
歯周病であれば、基本治療、プラークコントロールから治療を始めます。
動揺が強く、挺出(隣の歯よりも上方に飛び出してくる)が進んでいれば、治療が困難あるいは、
保存が難しいこともあります。
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