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    2023年05月29日 月曜日

    歯周組織再生療法について

    歯周組織再生療法という言葉を聞いたことがありますか

    歯周組織再生療法とは
    歯周病で溶けてしまった歯の周りの歯槽骨や歯根膜などの歯周組織を再生させる治療を「歯周組織再生療法」と言います。
    重度の歯周病の治療への道が開かれることになります。
    たたし、適応症があり、根元の先まで骨を失ったようなケースは適応外となります。
    また、歯の周りの骨が全体に失われたような場合(水平性骨欠損)に元の位置に回復させるようなことまでは、現在できないとされています。
    再生療法で使われるお薬は、「エムドゲイン」、「リグロス歯科用キット」などがあり、骨移移植剤が併用されることもあります。

    適応症は
    歯周組織の再生を期待する場合、垂直性骨欠損で骨壁数が多く、かつ狭い骨欠損ほど再生がより多く認められます。(残存している隣接面の骨頂以上の回復は望めません。)
    エムドゲインの場合、垂直性骨欠損の時に有効で、6mm以上の歯周ポケット、 X線写真上で深さ4mm以上、幅2mm以上の垂直性骨欠損に適応します。
    リグロスの場合、歯周ポケットの深さが4mm以上、骨欠損の深さが3mm以上の垂直性骨欠損がある場合に適応します。
    また、プラークコントロールがしっかりできていることが大切です。

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    2023年05月22日 月曜日

    動揺歯の固定

    動揺歯の固定は、歯周病、外傷などで隣り合う歯を固定することで、咬合する力に耐え得るようにして安定させます。

    歯周病の場合
    歯の周りの歯周組織の量が減り歯が動揺してきた場合、歯周組織を安定させ歯周の炎症を軽減させる目的で一時的に行う暫間固定があります。
    エナメルボンディング(接着剤で歯を連結する)、ワイヤー固定などを行います。
    歯周が安定してきてもなお動揺が大きい場合には、連結冠などで永久固定をします。

    外傷の場合
    歯に強い力が加わり脱臼した場合、元の位置に戻して歯を固定して安定させます。
    ワイヤーやプラスチックの材料で固定しますが、歯の交換期などで隣接歯の距離が離れている場合には矯正用のプラケットを利用して固定するような場合もあります。
    動揺が安定してきたら固定を外します。

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    2023年05月15日 月曜日

    歯根が飛び出てきた

    奥歯の歯根が飛び出てきてになるようになった。
    よく見ると表側の歯根の根元の方まで見え、歯茎が下がってしまった。

    原因は
    1. 歯周病
    歯周病の進行により歯の周りの歯周組織が失われてしまった。
    歯の表側の組織は厚みが薄いため、最初に表側の歯茎が下がることが多く見受けられます。
    2. 歯根破折
    歯根破折して歯茎の周囲に炎症が起きたため、周りの歯周組織を失っていった。
    3. 歯の位置に関係
    歯があごの骨の外側に位置しており、そこに物理的刺激(強いブラッシングなど)が加わり、歯茎が下がってくる。

    対策と予後
    ごく一部が下がってきた場合には、歯肉移植で対応できる場合があます。
    しかし、歯根の先端付近まで歯肉が下がってきた場合や歯根破折している場合には、歯の保存が危ぶまれます。

    早目に歯科医院へご相談をして下さい。

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    2023年05月09日 火曜日

    フラップ手術とは

    フラップ手術とは、歯肉剥離掻爬手術(しにくはくりそうはしゅじゅつ)のことで、歯周病の外科手術のことです。

    どのような時に行うのか(目的・適応症)
    フラップ手術は、深い歯周ポケットの改善や不良肉芽の除去を目的とします。
    歯周基本治療(原因除去療法)を行った後、4mm以上の深い歯周ポケットが残っているような場合が適応症です。
    手術にあたり、プラークコントロールが徹底されていることが大事です。
    プラークコントロールが不良だと手術の効果が期待できません。

    術式
    1. 局所麻酔をします。
    2. 歯肉を切開します。
    3. 歯肉の内側が見えるように剥離翻転します。
    4. ポケット内部の炎症を起こしている病的組織を取り除き(不良肉芽の掻爬)ます。
    5. 通常ポケット内に隠れて見えない部分のスケーリング・ルートプレーニングをします。
    6. 必要に応じて歯槽骨を成形します。
    7. 歯肉を基に戻して縫合します。

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    2023年05月02日 火曜日

    歯みがき道具

    歯を磨く際、どのような道具を使えばよいのでしょうか。

    歯みがきの基本道具
    歯ブラシデンタルフロス或いは歯間ブラシです。
    歯ブラシだけでは取れない歯間部を磨く道具を併用すれば、プラークコントロールがアップするケースが多い。

    使用する道具は変わってくる
    口の中の状態、手の器用さなどの要素により道具を選択します。
    歯茎に急性炎症を起こしている時には軟かいブラシを選択しますが、プラークの刷掃能力は劣ります。
    歯間ブラシは歯面が曲面であることを意識して磨きます。間に入れただけではプラークが十分取り切れていないこともあります。
    また歯間ブラシのサイズは、太いものを選択しすぎると歯の間の隙間がだんだん大きくなることもあるので注意します。
    電動ブラシは便利ですが、ブラシが当たっていない部分はきれいになりません。
    ワンタフトブラシ(一本の毛のブラシ)は持ちやすくコントロールもしやすいので、歯ブラシが届きにくい部分を磨くのに適しています。

    ブラシの交換はこまめに
    同じ磨き方をしてもブラシが新しいものの方が良くプラークが落ちます。
    古くてブラシの毛になりがなく毛先が傷んでいるようなものを使用するとかえって歯や歯茎を傷めてしまうこともあります。
    ブラシの交換はこまめにして下さい。

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