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2020年11月30日 月曜日
歯の周りの骨を失うと
歯の周りの骨を失うと、歯がぐらいてきます。
だんだんそのぐらつきが強くなり、食事のたびに苦労するようになります。
重度歯周病へ進行
歯周病で気が付かないうちに骨を失ってしまうことがあります。
痛みがないため、少々噛みづらくても、そのまま放置するケースが多く見られます。
歯磨きを一生懸命しても、歯周ポケットが深く、内部のプラークがそのまま残ってしまうこともあります。
歯の周りの骨は失われ、歯肉と線維でつながっているだけになります。
硬いものが噛めなくばかりか、上下の歯の合わせもうまくいかなくなります。
動揺は、横揺れだけでなく、縦揺れもしてきます。
そのような場合歯の周りだけでなく、先端のベースの骨も熔けてきています。
大きくアゴの骨が失われ、歯が無くなった後もアゴの修復は難しくなります。
そうならないためにも、早期の歯周病治療、定期健診などが重要になります。 -
2020年11月23日 月曜日
噛んでないところに歯石がたまる
何らかの理由で噛んでないところがあると、そこには歯石がたまってくることがあります。
噛まない理由
虫歯で痛い部分がある、あるいは穴が開いて噛めない
歯周病で硬いものが噛めないので避けている
片噛みの癖がある
などさまざまです。
歯石がたまる過程
噛んでないと咬み合わせの面まで歯石がたまってくることがあります。
最初は噛んでいないと自浄作用も働かず、プラークが溜まります。
それが石灰化して歯石となります。
咬み合わせが合わなくなり、歯周病も悪化します。
噛めなくなった理由を治療しましょう。 -
2020年11月16日 月曜日
咬み合わせの負担が歯周病の悪化を招く
咬み合わせと歯周病には、深い関係があります。
歯周病の軽度炎症と負荷のかかる咬み合わせにより、歯周の骨の破壊が起こると言われています。
どのような時に咬み合わせの負担がかかるのか
咬み合わせの負担過重は、食いしばり、歯ぎしりなどで起こります。
また、残存歯が少なくなった状態で義歯などをはめないで噛んでいると残存歯に負担過重がかかってきます。
歯周病で早期接触(炎症で浮いた歯など)があるとその歯には無理な力が加わります。
そのような時に負担がかからないような対策を取ります
食いしばりや歯ぎしりなどは、「歯ぎしり防止装置」「咬合調整」などで負担の軽減を図ります。
欠損歯がある場合には、調整された義歯を装着します。
早期接触歯は咬合調整などで対応をします。 -
2020年11月09日 月曜日
歯茎から膿が出る
歯茎から膿が出る原因は、歯周病、根尖病変、歯根破折などが考えられます。
今回は、歯周病にスポットを当ててお話をします。
歯茎から膿が出るような状態は
歯周病は、歯肉、歯根膜、セメント質、歯槽骨の歯の周りの歯周組織と言われる4つの組織の影響を与えます。
膿が出るということは、これらの組織に炎症を起こして、破壊が進んでいることを示唆します。
歯を支えるのに支障をきたすほど歯周組織が失われると、動揺してきます。
歯の周りの歯槽骨の量が減ったり、急性炎症で急激に組織の破壊が進んでいる時には動揺が大きくなります。
歯周ポケットが深くなり、深部にまで炎症が波及しやすくなります。
そうなってくると歯茎から膿が出る症状も増加してくることが予想されます。
症状を改善するには
歯周病の進行ステージを検査します。
修復可能な歯周組織の量が残っている場合には、歯周基本治療を行います。
もし、根の先まで骨が失われていると、その歯は保存が難しい可能性があります。 -
2020年11月02日 月曜日
歯石が大きくなると歯肉を圧迫
歯石は歯垢が石灰化したものです。
付着部位により歯肉縁上歯石と歯肉縁下歯石に分類されます。
歯肉縁上歯石は、見えている部分である歯冠側(歯の頭の部分)に付着します。
唾液由来の物質が石灰化に関与するため、下の前歯の裏側や上の奥歯の外側にできやすくなります。
それらの歯石は取り除かなければ、だんだん大きくなり、やがて歯肉を圧迫してしまいます。
そうなると歯肉がやせてきて取り除いても根元が見えてくるようになります。
歯肉縁下歯石は、歯肉の内方にでき、歯根側なので見えない場合が多いのです。
縁上にできる歯石よりも固く、黒褐色をしています。
為害性が高く、歯肉を押し下げていきます。
ブラッシングでは取れないため、定期健診して歯石除去をしてもらうとよいでしょう。
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