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2020年10月26日 月曜日
歯磨きしているのに歯石がたまる
毎日しっかり歯磨きしているのに歯石がたまってくる。
どうすればよいのか悩んでしまう。
歯石には2タイプあります。
一つ目は歯肉縁上(歯肉の上、つまり見えるところ)につく歯石です。
もう一つは、歯肉縁下(歯肉の内側、見えないところ)につく歯石です。
歯肉縁上歯石は、唾液腺開口部の下の前歯の裏側、上の奥歯の外側に多く見られます。
ブラッシングでしっかり磨いていても付着してくることがありますが、見えるところなので付着すれば分かりやすく、比較的取れ易いのが特徴です。
一方、歯肉縁下歯石は、ブラシが届かない歯肉の内側に付着するので、歯科医院での除去が必要です。
硬くてなかなか取り除くことが難しく、見えないところに付着するため発見も困難です。
歯肉に炎症がある場合、よく内側を調べてみると沈着している歯石が見つかる場合があります。
いずれの歯石も定期健診で調べ、歯肉の炎症が進まないうちに取り除くことが大切です。 -
2020年10月19日 月曜日
骨粗鬆症と抜歯
骨粗鬆症になると、アゴの骨も例外なく症状が現れてきます。
アゴの症状
1.下アゴの硬い骨が薄くなる、レントゲンで断裂が見られる。
2. 歯周病の症状が進行しやすくなる。
3. 入れ歯の土台となるアゴの骨が少なくなり、入れ歯のガタつきがひどくなる。
4. 歯の動揺が増してくる。など
骨粗鬆症の薬
最近では骨粗鬆症の薬を服用したり、注射による治療が増えてきました。
骨折して寝たきりのリスクを抑えることができます。
しかし、歯科にとっては少々気を付けなければいけません。
抜歯した後の治癒が悪く、肉が張ってこない。(骨壊死)
よく歯科でご相談のうえ、対処してください。 -
2020年10月12日 月曜日
歯周病と生活習慣
歯周病は生活習慣病だと言われるほど密接に関係しています。
歯周病原菌は、初発原因ですが、病気の進行具合や重症化に生活習慣が大きくかかわってきます。
睡眠不足やストレスなどが体に加わると、免疫力が落ちてくるため、歯周病が活発化してきます。
喫煙習慣は、歯にヤニが付いて汚くなるだけではなく、歯ぐきの血液の流れを阻害します。
歯茎の炎症に対する防御が削がれ、血流が少なくなるため出血などの症状がかき消されてしまいます。
食生活では、軟かい食べ物を好むと口の中に汚れが停滞しやすくなり、かつ歯肉への刺激が減るため、
プラークが付着しやすくなる、歯肉の新陳代謝が減るなど歯周病を悪化させる要素が増えます。
全身疾病の中で、糖尿病、骨粗鬆症などは歯周病と密接な関係が指摘されています。
それらの疾病の管理が不十分だと、歯周病も悪化する結果になります。
生活習慣を整え、健康な生活を送ることは、歯周病予防にとっても大切です。 -
2020年10月05日 月曜日
歯周病と歯並び
歯並びが悪いと、歯磨きがうまく出来ず、歯周病が悪化することがあります。
どんな歯並びが問題なのでしょう。
1. 叢生(デコボコ)の歯並び
ブラッシング泣かせの歯並びで、ブラシが隅々まで届かないため、プラークばかりか、食べかすも取りにくい。
2. 中途半端なすきっ歯
歯の間に物が詰まる。大きな隙間なら食べ物がすり抜けるのだが、野菜の線維や肉類などが間に挟まって取り除くのが大変。
無理に取ろうとすると歯茎を傷つけて出血してしまう。
3. 出っ歯
口呼吸になりやすく、口が乾燥するため、歯茎の炎症が悪化しやすい。
上の前歯の裏側のつけ根に下の前歯が当たって、歯茎を咬んで傷になることがある。
4. その他
鋸状咬合、クロスバイトなど歯茎に問題を起こしてくる。
解決方法
矯正歯科治療をしましょう。
年齢、口の中の状態にかかわらず、歯科でご相談ください。
基本的には、歯周基本治療を施してから、矯正治療になります。
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