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2018年09月24日 月曜日
歯磨きで効果が上がるタイプの歯周病とは
歯周病に限らず、虫歯においても歯磨きは重要な役割を果たします。
歯磨きをして歯周病が改善してくるタイプと、
歯を磨いても効果が感じられない歯周病のタイプもあります。
効果が上がる歯周病のタイプ
歯ブラシでプラークを除去して歯周病が改善するタイプは、歯肉炎などのタイプです。
内部の歯槽骨に影響が及んでおらず、歯肉に限局した炎症がみられる場合、
プラーク中の歯周病原菌を除去すれば歯肉は良くなってきます。
効果が内々感じられないタイプ
歯周炎が進んでポケットが深く歯周の破壊が進んでいる場合です。
ブラシは歯周ポケット深くのプラークまでは到達せず、内部の炎症は消失しないからです。
しかし、効果が感じられないからといってブラシをしなけば、歯茎の表面の炎症はさらに悪化します。
歯科医院でのポケット内部の歯周病治療とご自身の歯磨きとの両者が欠かせません。 -
2018年09月17日 月曜日
歯周病の修飾因子とは
歯周病の初発因子は、ブラーの中の歯周病原菌です。
しかし、それだけではなく、歯周病に影響するリスク因子があります。、
それは、「修飾因子」と呼ばれ、局所的、全身的因子があります。
局所的修飾因子
口腔内の環境によっては、歯周病のリスクを高めます。
1. プラークを増加させる因子
歯石、悪い歯並び、不適合な修復物、口呼吸、小帯異常などによりプラークが
増えることになります。
2. 外傷性咬合
早期接触、歯軋り食いしばり等の過度な力は、歯周病の悪化の要因となります。
全身的修飾因子
全身的に免疫力を落としてしまうようなものも歯周病のリスク因子となります。
糖尿病などの全身疾病、ストレスや疲労、タバコ、薬剤によっては、
歯周病に悪影響を及ぼします。 -
2018年09月10日 月曜日
矯正治療後に下の前歯の歯茎が痩せた
矯正治療をした後に下の前歯の歯茎が痩せた。
それは、反対咬合(下顎前突)を治療した後に出で来ることがあります。
どうして歯茎が痩せるのか?
1. 無理な矯正治療
反対咬合では、下の前歯を内側に引っ込める必要があります。
アゴの中央部にあった歯を内側のアゴの骨の淵に追いやるため、歯の周りの骨が減ります。
そのため歯茎が痩せてしまいます。歯だけの矯正で無理なら、最初から外科矯正などの選択が必要です。
2. 歯周病の管理不良
矯正治療で歯を動かすには、骨の吸収と添加が必要です。
歯周病の管理が悪かったり、プラークコントロールが不十分だと骨の添加が悪くなります。
歯の周りの骨の量が減り歯茎が痩せてしまいます。
3. 間違ったブラッシング
ブラシを歯茎に押し付けたり、歯間ブラシで歯の間を押し広げてしまうことがあります。
治療方法は?
治療方法よりも予防が大切です。
一旦歯茎が下がり、しかも全体の骨のラインも下がってしまった場合には、
歯肉移植も適応外となります。
歯周病の管理をしっかり行い、正しいプラークコントロールをしましょう。 -
2018年09月03日 月曜日
時々歯茎が腫れる
歯周病で時々歯茎が腫れる。こんな経験はありませんか?
では、歯周病は、どのような状態になっているのでしょうか。
歯茎が腫れるような歯周病の状態
1. 歯周ポケットが深い。
2. 歯茎の中(歯肉縁下)に歯石やプラークがたまっている。
3. 歯が動揺している。
4. 歯並びが悪くブラッシングが上手くできない。
5. 疲れやストレスがたまりやすかったり、持病がある。
この様な場合には、歯茎が腫れるリスクが高まります。
対策は?
1. 歯周病治療をしてもらう。
2. 歯磨きの利方を教わる。
3. 食生活に気をつける。
4. 体や心のコントロールも大切にする。
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