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2019年07月29日 月曜日
以外と深い歯周ポケット検査の結果
歯周ポケットの検査の結果、5~6mm あるいはそれ以上の数値となることがあります。
自覚症状もなく、動揺も感じていないのに・・・
ポケットの深い理由
歯周病によるポケット深部への炎症の進行があります。
さらに咬み合わせによる力が加わっていることもあります。
動揺は、急性炎症の起こったと強くなる傾向があるので、
慢性的にじわーと進行する場合には、気が付かないこともあります。
対策
歯周病の基本治療から始めます。
さらに早期接触や咬合干渉など、咬み合わせもチェックする必要があります。
動揺の自覚がないからといって安心はできないので、
ポケットの深さが改善するように歯周治療を徹底的にしましょう。 -
2019年07月22日 月曜日
歯周炎の進行の仕方
歯周炎は、一般的に慢性疾患だと言われていますが、歯周組織の破壊の程度は一定のスピードで進むのではなく、
「休止期」と「活動期」があります。
活動期
アタッチメントロスが急速に進行する。
歯槽骨の吸収の程度が急に進む。
歯肉が炎症が強く、発赤腫脹も強い。
歯が浮いた感じがして、咬みにくい状態になる。
休止期
上記の症状が沈静化して、自覚症状が感じられなくなる。
出来るだけ進行させなくするには
プラークがたまり易い環境を作らない。
外傷性咬合予防のために咬み合わせのチェックをしてもらう。
俗に歯周病のリスク因子と言われている要素を取り除く。 -
2019年07月15日 月曜日
歯周炎の進行に影響を与える局所的な因子
歯周炎には、局所的に影響を与えるリスク因子があります。
局所的な因子とは
1. 歯周炎の初発原因となるプラークを増やすような因子
歯石、歯並びの悪さ、不適合な修復物、虫歯などがあるとプラークがたまり易くなります。
ポケットが深くなる、小帯が邪魔するとブラッシングがしにくく、上手く磨けません。
2. 外傷性咬合
以外と見過ごされやすいの図咬み合わせです。
軽い炎症でも無理な力が加わると歯槽骨の吸収がどんどん進行します。
歯ぎしり、食いしばりなどがあります。
また、歯周炎が進行して、早期接触(そこだけ強く当たる)があると進行が速まります。
対策
歯周炎を進行させたくなければ、歯磨きや歯石取りだけだけではなく、総合的に診断して対策を講じる必要があります。
かかりつけ視界に相談しましょう。 -
2019年07月08日 月曜日
歯周炎の進行に影響を与える全身的な因子
歯周炎は、プラーク中の歯周病原菌を初発因子としますが、
様々にリスク因子の影響を受け進行していきます。
油断できない全身の疾病
歯周病を悪化させる因子は、糖尿病、骨粗鬆症などが有名です。
糖尿病は、歯周炎と互いに影響を及ぼし合います。
歯周病は、糖尿病の合併症の一つです。
骨粗鬆症があるとアゴの骨も例外ではありません。
わずかな歯周炎の炎症でも、高度な歯槽骨の吸収を招くと言われています。
喫煙は歯周炎にとっても元凶
タバコのタールは歯に付着するとプラークもそこにたまり易くなます。
歯肉の血管は収縮して出血しにくくなり、歯周炎が発見しにくくなるばかりか、
血液中の免疫細胞の出動も阻止されます。 -
2019年07月01日 月曜日
歯茎を切る歯周病外科治療
歯周病が中等度から重症で、基本治療では改善できない場合、
歯周病の外科治療に移行します。
外科手術の種類
1. フラップオペレーション
フラップオペと言って、歯肉を剥離掻爬してポケットの改善を図ります。
歯周再生療法の場合には、オペの際にに再生のお薬を使います。
また、骨補填剤を併用することもあります。
2. 歯肉切除術
歯肉が増殖してブラッシングの妨げになる場合には、歯肉を切除することがあります。
3. 歯肉掻爬術
麻酔を行い、歯肉の内部の不良肉芽を取り除き、同時に深部の歯石の除去も行います。
実際
上記の手術は、単独ではなく併用して行われる事も多いです。
同じポケットの深さでも、歯周基本治療だけで改善することもあれば、
リスク因子が多くなかなか改善が難しい事もあります。
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