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    2021年09月27日 月曜日

    歯周組織とは

    歯周組織とは、歯の周りを構成する組織のことで、歯肉、セメント質、歯根膜、歯槽骨の4つの組織で構成されています。

    歯肉
    歯の周りを取り巻いているのが歯肉で、歯と歯の間が歯間乳頭、歯の周りが辺縁歯肉です。
    歯肉炎になると最初にこの部に炎症を起こしてくることが多いです。
    遊離歯肉に続いて根元側に骨と密着する付着歯肉があります。
    さらに可動部である歯肉歯槽粘膜へと移行します。

    セメント質
    歯根の周りを取り巻く薄い層がセメント質です。
    歯周病で歯根が露出してセメント質が剥がれると象牙質から刺激が神経に行き「しみる」と感じることがあります。

    歯根膜
    セメント質と歯槽骨の間には、繊維状の歯根膜があります。
    100μ程度の厚さですが、血液供給、咬み合わせの力を緩衝する役割があります。
    歯周病になると線維の乱れがおきます。

    歯槽骨
    アゴのベースの骨から歯を支える歯槽骨へと続きます。
    歯周病の炎症で骨が溶けると歯を支えきれなくなり動揺してきます。

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    2021年09月20日 月曜日

    グラつきが軽くなることはある ?

    歯がグラついて動揺しているが、それが軽くなることはあるのでしょうか。

    グラつきの原因による
    グラつきの原因には、歯周病、歯根破折、咬合による影響など様々です。
    矯正治療をして歯の移動を行うと一次的に動揺することもあります。
    歯周病などの炎症による動揺は、炎症が収まると、動揺も軽くなります。
    しかし、歯根が破折している場合には、痛みを伴って動揺はより大きくなっていくことも考えられます。
    咬合が関与するような場合、すなわち早期接触や咬合干渉などは、咬合調整などの治療を必要とします。
    矯正治療などは、プラークコントロールが十分な場合には、歯の移動に伴い吸収した骨は時間の経過とともに修復再生されます。
    しかし、プラークコントロールが不十分だったり、歯周病があると骨の添窩が十分行われず、いつまでも動揺が続くこともあります。

    動揺の種類を判断する
    動揺の種類を判断してもらい、治療に結び付けるため、歯科医院で丁寧に見てもらいましょう。
    放置すると悪化して歯を失うことにもなるので、早目のご相談が必要です。

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    2021年09月13日 月曜日

    開咬の奥歯が危ない

    開咬とは、上下の奥歯が咬んでいても前歯が咬み合わさらず、前歯に隙間が出来てしまう状態の事です。

    開咬の奥歯
    前歯が合わさらない分、咬み合わせの力は奥歯だけに集中します。
    結果奥歯には負担過重が加わりやすくなります。
    咬み合わせの応力は歯の付け根に楔状の欠損として現れます。
    その欠損部は歯の神経に近づいてくるため、「しみる」といった症状が出やすくなります。
    歯周病に関しては、炎症と過重な力により、歯の周りの歯槽骨が溶けてくるといった症状が出ます。
    「外傷性咬合」や「垂直性骨吸収」といった状態に陥る危険があります。

    開咬の治療
    矯正治療をします。
    原因が小さい頃の「指しゃぶり」で骨の変形が見られ難症例なこともあります。
    舌癖などの舌突出癖があり、舌の訓練が必要な場合もあります。
    それと同時に歯周病治療、咬合治療も合わせてお子います。

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    2021年09月06日 月曜日

    重度歯周炎を治したい

    歯周炎は重度になると動揺が強くなり、歯を失うリスクも高まります。

    重度歯周炎治療の進め方
    どの様な経過をたどり現在に至ったか、現在の歯周炎の程度と、進行状態、残存歯数などを調べます。
    そのうえで、治療方法の検討をします。
    歯周基本治療から始め、歯を出来るだけ残す方法を探ります。
    どのような程度の歯周炎でも、プラークコントロールは大切です。
    歯周炎悪化因子(プラークが付着しやすくなる要素や全身の免疫を低下させる因子)を可能な限り取り除きます。
    炎症を抑え、全体で咬み合わせの負担ができるような治療が求められます。

    オプション治療
    重度の歯周炎では次のような治療も必要なことがあります。
    1. 動揺歯の固定処置
    2. 歯周外科やそれに伴って行う歯周再生治療
    3. 矯正治療やインプラントなどを含めた全顎の咬合再構築

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