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2020年12月29日 火曜日
以前かぶせた歯がしみる
以前かぶせた歯が、最近しみるようになった。
そういえば神経が抜いてない。
症状の分析
冷たい空気に触れるだけでしみがひどく、耐えられなくなっている。
よく見るとかぶせた歯の付け根の根元がみえている。
ひょっとしたら歯ぐきがやせてきたのかもしれない。
診断
レントゲンでは、歯周の骨の量が減少、冠直下には齲蝕像(虫歯)が見られる。
冷水痛が強く、打診はない。
歯周病により冠の下方の歯根が露出して、その部に歯髄(しんけい)に至る齲蝕ができた。
抜髄処置(神経を取り除く)が必要と考えられる。
考察
歯周病は気が付かないうちに進行しています。
いくらかぶせてあっても、冠の下の根元は弱く、虫歯になるリスクが高くなります。
定期的に健診を受けましょう。
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2020年12月21日 月曜日 早期接触
早期接触が歯周病を悪化
早期接触とは、咬み合わせをする際、全体がしっかり咬み合う前に、特定の部位だけ最初に当たってしまうことです。
最初に当たるところには、常に強い力がかかるため、歯周病を悪化すると言われています。
どのような時に早期接触になるのか
- 急性炎症を起こしたとき 歯周が炎症を起こして歯茎が腫れるとその圧力に押されて咬み合わせが強くなります。
- 病的移動 病的移動とは、歯周病が進行して歯周の支えが不十分になると、糸の切れた凧のようにフラフラ移動してしまいます。
- 歯並び 歯がガタガタで咬み合わせが悪い時
- 欠損歯を放置 歯が抜けたままにしておくと、抜けたところに向かって歯が移動します。傾いたり、飛び出たりして早期接触を起こしてきます。
- 片噛み 偏った噛み方をしていると通常の咬み合わせでは起こらない特殊な部位が当たることがあります。
早期接触は治療できる
自分自身ではなかなか気が付かないことも多いので、咬み合わせは定期健診でチェックしてもらいましょう。
乱れがひどくならないうちに、咬合調整をしてもらいます。
もし、程度が進めば、矯正治療などの総合的な治療も必要になります。
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2020年12月14日 月曜日
歯周病治療は一気に、気長に
歯周病治療は一気に済ませた方がよいのか、気長に治療したほうが良いのでしょうか?
歯周病原菌を減らすには一気に治療
歯周病の初発原因は、プラーク中の歯周病原菌です。
これの菌を減らすには、一気に叩き潰す必要があります。
のんびり少しづつ治療すると他の部位から再感筋が移動してきて染する可能性があるため、
お口全体の菌数を減らすには全体の治療を一気に行うのが効率的です。
気長にメインテナンスとお手入れ
歯周病には修復因子と言って、局所的、全身的なリスク因子があります。
これらは、気長に、毎日毎日ハミガキを丁寧に行い、免疫力を落とさない工夫も必要です。
メインテナンスは、症状の出にくい歯周病だからこそ大事で、気長に続けることで良好な状態を保ちましょう。 -
2020年12月07日 月曜日
外に飛び出た歯がぐらつく
歯列から外れて外に飛び出ていた歯がグラついて痛む。
噛み合わすたびに歯の裏側に相手の歯が当たる。
通常は、咬み合わせの面同士が当たるのだが・・・
悪い歯並びは歯周病を悪化
歯並びがガタガタだとその部に無理な力が加わり、歯周病が悪化します。
歯並びが元は良くても、歯周病が進行して歯並びが悪くなり、歯列から歯が飛び出してくる場合もあります。
症状の出てこないうちに矯正治療を行い、歯周病を予防することが大切です。
歯列から飛び出たままでは、普段の食事も当たるたびに痛いため大変で、抜歯に至るケースが多くなります。
歯周病による炎症と負担のかかる噛み合わせで、歯周の骨はどんどん失われてしまいます。
そうならないためにも定期健診、歯周病予防が大切です。
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