-
2018年11月26日 月曜日
歯の動揺はどうすれば?
歯がグラグラになってくる原因には、歯周病、歯根破折、外傷による骨の損傷などが考えられます。
今回は、歯周病についてお話します。
歯周病の進行
歯周病が進み歯の周りの歯周組織が失われてくると支えが少なくなるために動揺してきます。
特に歯槽骨が溶けてくると固いものも噛めなくなります。
そのような場合、歯が長く感じてきたり、歯根が見えてくることが多くなります。
どうすれば?
歯周基本治療と同時に固定処置をします。
固定には、歯周組織が安定するまでの間の暫間固定、動揺歯の永久固定があります。
暫間固定には、歯の間を接着材で止めるエナメルボンディング、ワイヤー結紮などの方法があります。
それでも安定してこなければ連結冠などの永久固定をします。 -
2018年11月19日 月曜日
歯周病における咬合調整の必要性
歯周病が進むと歯を支える歯周組織が減少するため、歯の位置が変わる可能性があります。
歯が浮いたり、歯並びが乱れる場合もあります。
歯周組織に炎症が繰り返されると
1. 早期接触
炎症の為、歯根膜線維が乱れ、歯槽骨が溶けていきます。
次第に咬合が乱れ、その歯だけ強く当たるようになります。そのことを早期接触といいます。
2. 歯並びが悪くなる。
全体に動揺歯が多くなり、歯並びが悪くなります。
3. 歯軋りが誘発されます。
咬みあわす位置がうまくいかないと、咬合のストレスが増し、歯軋り誘発の可能性が出てきます。
歯周病の咬合調整
上記のような早期接触は、咬合調整をすることで治すことができます。
もし、全体に歯並びが悪くなってきたら矯正治療も必要になります。
特に、歯茎の腫れを繰り返したり、歯茎からの出血を繰り返すような場合には、
歯周病の治療と同時に咬み合わせの調整もする必要があります。 -
2018年11月12日 月曜日
歯茎が痩せてきた
歯茎が痩せてくるのは、歯周病が進行したり、歯磨きが間違っているためです。
歯科衛生士にあなたに合ったブラッシング方法を教わりましょう。
歯周病の進行
歯周病になると歯周ポケットが深くなり、炎症が徐々に内部に進行していきます。
歯周組織はだんだん失われ、歯を支える骨の量も減ります。
やがて歯茎が痩せて動揺も出てきます。
歯周病治療やブラ寝具の効果で歯茎が引き締まり、歯周ポケットは浅くなっていきます。
しかし、その結果歯茎の痩せが目立ってくることもあります。
ポケットの内部への進行が止まれば良いのですが、歯茎か痩せてかつポケットが深ければ、
歯周病の炎症はさらに進んでいることになります。
歯肉が痩せることの弊害
1. 審美的な障害があり、見た目が悪い。
2. セメント質は薄いため、知覚過敏になり易い。
3. 歯の間に物が挟まり易くなる。
4. 根元は虫歯になり易い。
5. 歯磨きがしずらい。
などが起こってきます。
出来れば歯周病は初期のうちに対策を取ったり、予防に心がけることが大切です。 -
2018年11月05日 月曜日
見た目ではわからない歯周病
歯周病になっているか、或は、どの程度進行しているなど
歯茎や色だけの外見上からだけでは、わからないことがあります。
歯茎から出血していたり、腫れていたり、歯茎が痩せているなど
歯周病かもしれないとわかる場合だけではありません。
外見上は普通の歯茎のようだが・・・
・ 歯周ポケットを測るとずいぶん深くまで到達する。
・ レントゲンを写してみると歯を支える骨が溶けている。
・ タバコを吸っていると歯茎の血管が収縮して、歯肉から出血が見られないが、
歯周病が進行していることもあります。
・ 歯茎の腫れは急性期にみられますが、慢性期で症状が隠れている場合もあります。
歯周病を見つけるには
歯科医院で歯周病の検査をして下さい。
自覚症状は、歯周病がかなり進んでしまった状態にならないと出ないため、気が付かないことが多いです。
perio Blog
カテゴリ一覧
最近のブログ記事
月別アーカイブ
-
2024年 (26)
-
2023年 (52)
-
2022年 (52)
-
2021年 (52)
-
2020年 (52)
-
2019年 (52)
-
2018年 (53)
-
2017年 (51)
-
2016年 (52)
-
2015年 (50)
-
2014年 (52)
-
2013年 (52)
-
2012年 (57)
-
2011年 (49)