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2020年02月24日 月曜日
根元の間の歯周炎
根元の間にできた歯周炎は、「根分岐部病変」と言います。
根分岐部病変は
臼歯部など歯根が2つ以上ある根の間にみられる歯周炎です。
歯の間の骨が溶かされ、その部には炎症を伴った組織が見られます。
根分岐部病変のできやすさは、歯根の分岐の形態など、解剖的なものにも左右されます。
非常に細い空間で器具の到達が難しいため、容易に清掃ができず、予後が不良となるケースが多くみられます。
治療方法
エナメル突起の除去、根分割法、トンネリング法、GTR(歯周再生療法の一種)法などがあります。
たとえ治療法がうまくいっても、ブラッシングなどの清掃が不十分だと炎症が再発しやすくなります。
メインテナンスの管理を徹底して行う必要があります。 -
2020年02月17日 月曜日
歯の間に隙間が・・・
最近、歯の間に隙間が出来てきたのが気になる。という方が多く見受けられます。
どうして隙間ができたのでしょうか。
様々な原因が考えられます。
原因
1. 歯周炎が強くなる。
歯周炎のため、歯周組織が次第に失われ、歯の周りの骨や歯肉が減少したために隙間ができた。
2. 誤った清掃
特に太め、大きめの歯間ブラシを歯の間に通している。だんだん歯間部が広がります。
正しくは、間の両歯面のプラークを小さめの歯間ブラシで取り除くものです。
間に入れるだけでは汚れが残ります。
3. 歯肉の形態、歯の形態
もともと、隙間のできやすい歯の解剖学的形態をしている。歯肉も薄い。
4. 歯の欠損
歯がないとその下のアゴも痩せており、ブリッジなどで修復してもその周りの歯周組織の絶対量が少ないのです。
5.虫歯や外傷で 歯が深く割れた部分を修復した。
抜歯ではなく何とか保存できても以前の歯のサイズに戻せなかった場合です。
対策、治療方法に関しては、歯科医院でご相談ください。 -
2020年02月10日 月曜日
歯の摩耗
歯の摩耗は、歯ぎしりなどで強く起こることもありますが、年齢が進むと、
長年の噛み合わせでも次第にすり減ってきます。
注意が必要な摩耗
1. しみてきた時
急なすり減りの場合が多く、歯の神経が刺激されてしみてくることがあります。
2. 歯の神経近くまですり減った時
噛む面の色が白色(エナメル質)から黄み(象牙質)がかってきて、少し赤み(歯髄)が見えてきた時です。
3. 痛くて噛めなくなった場合
神経が刺激されている、あるいはすでに神経に損傷が起き根尖病変を作りその炎症のための痛みで噛めない。
4. 歯の形態を失い、全体の噛み合わせまで狂う
摩耗面が平らだと横の摩擦が大きく、歯のダメージを受けるばかりか、
全体の咬み合わせまで悪くなってくる。
もし痛みがなくても、摩耗がある場合には、それなりの対処が必要になります。 -
2020年02月03日 月曜日
噛むと痛い歯
噛むと痛くて我慢できない歯は、その原因により治療方法が異なります。
原因と考えられるもの
1. 虫歯
意外と分かりにくい場合があります。詰めてある周囲から深く虫歯が出来ている場合など
一見分かりにくい場合があります。レントゲンなどで精査します。
2. 歯周病
急性発作で、歯周の炎症のためその歯だけ咬み合わせが強くなる(早期接触)ことがあります。
消炎処置と咬合調整をします。
3. 根の先の炎症
歯の神経の管の先端に病変を作り、それが原因で炎症を起こした場合です。
消炎処置と根管治療をします。
4. 根にヒビ、破折などが起きた時
最初は噛んだ時だけに痛みがあります。
一向に痛みが治まらず、だんだん痛みが増してきます。
抜歯するしかないケースもあります。
原因を特定して治療をする必要があるため、
かかりつけの歯科の先生にご相談してください。
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