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    2017年04月24日 月曜日

    歯周病悪化につながる局所的要因

    同じようなお口の環境でも特に強く歯周病の症状が出てくる部位があります。
    どうしてそこだけ悪くなってくるのは、理由があります。
    悪化の理由
    1. 咬み合わせの力が強くかかる。
    軽度な炎症でもそこに強い咬み合わせの力が加わる歯槽骨の吸収が進み、
    強い歯周病へと進行します。
    早期接触(通常より先に咬み合わさる)、不正咬合、歯ぎしりなどで思わぬ力が加わった時です。
    2.付着歯肉の幅の減少
    付着歯肉とは歯の周りの骨に歯肉が付着している部分ですが、
    この部があることで歯の辺縁がほっぺたに引っ張られずに済みます。
    もし幅が十分でないと歯の辺縁の歯肉がほっぺたや口唇の動きで引っ張られるため、
    プラークが歯根部分に向かって入り込んでしまうため、歯周病が進行していきます。
    3. 根分岐部の病変
    奥歯の多根歯の分岐部に骨吸収が進めば、その部の清掃は非常に難しく病変の巣となります。
    4. 不正咬合
    歯並びが悪いと、清掃性が悪くなるので歯周病が悪化しやすくなります。
    5. 歯の形態異常
    エナメル質が歯根部まで入り込んでいたり、根面溝が発達していると深部にプラークが入り込みやすくなります。
    6. 骨隆起
    骨に形態異常があり、出っ張ったり窪んだりしていると食物の流れが変わり、
    清掃性も低下するため歯周炎がより悪化しやすくなります。

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    2017年04月17日 月曜日

    知らないうちに歯周病?

    歯周病に関してよくある話
    今まで歯が良かったので歯医者には行ったことがなかった。
    ところが最近、噛み合わせると痛みがあり虫歯かなと思い見てもらった。
    「その歯は、歯周病でしかも末期です。」・・・
    そういえば歯が動揺しているし、何回も歯茎が腫れてたことがあった。

    この様なことは、珍しくありません。
    実は歯周病は「サイレントキラー」の病で、気が付いた時には、
    手の施しようがありません。
    予防が大事
    歯周病は、予防が大切で、
    普段からの歯磨き、定期健診によってひどくならない様に心がけましょう。
    1. 初発原因のプラークは、日常の歯磨きだけでなく、歯肉深くに溜まる歯石除去も大切です。
    2. 病状が進行するのはリスク因子が関与します。咬み合わせ、歯並び、歯茎の環境、
     免疫力を落とすような生活習慣、全身疾病がかかわってきます。
    3. タバコは歯周病にとっても悪さをします。
    4. 定期健診により、プラークだけではなく、多面的に歯周病を予防することが重要です。

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    2017年04月10日 月曜日

    どのような時に歯が動揺する ?

    今まで普通にしていた歯が動き出して、困った経験はありませんか。
    歯が動揺する時は、どのような時なのでしょうか?
    歯が動揺する場合
    1. 歯周炎の時
    歯の周りの骨が溶けたり、歯と骨をつなぐ歯根膜線維が炎症のため断裂すると、徐々に動揺が強くなります。
    2. 歯周炎の急性発作
    歯の周りに炎症が起き、歯根膜に炎症が及び、そのために歯根が持ち上げられ動揺します。
    炎症が収まれば動揺も軽くなります。
    3. 外傷による歯牙脱臼
    歯が収まっている歯槽から飛び出すことにより動揺します。固定処置が必要です。
    程度が強ければ、歯は脱落してしまいます。
    4. 外傷による歯根破折
    強い力が歯に加わると歯根が破折してしまうことがあります。咬むと激痛があり元には戻りません。
    やむなく抜歯になる場合が多いです。
    5. その他
    かぶせ物が外れかかっている時などがあります。
    特に歯周炎に関しては、普段からのお手入れと定期健診により予防が可能です。
    自覚症状が強くなくても、進行している場合があるので気をつけましょう。

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    2017年04月03日 月曜日

    咬み合わせが悪いと歯周病が悪化?

    咬み合わせが悪いと歯周病か悪化することがあります。
    どのような咬み合わせが悪いか
    1.早期接触
    早期接触とは、ほかの歯が咬み合わさる前に、その部分だけ通常当たるタイミングより先に咬み合わさってしまうことです。
    早期接触でその歯だけ負担がかかると、軽い炎症であっても、「垂直性骨欠損」という深部に至る予後の悪い骨の吸収が起こります。
    2. 咬合干渉
    咬もうとする側の反対側の歯が咬んでしまうことです。例えば右側で咬もうとした時、左側の奥が当たつてしまうことです。
    思うように咬めないため、無理な咬み合わせとなり、過大な力が加わったり、ストレスを感じてしまいます。
    3. 開咬
    奥歯がしっかり噛んでいても前歯が当たらず上下の歯に隙間ができる咬み合わせです。
    奥歯だけ当たるので負担がかかり、歯だけでなく顎関節症にもなり易いです。
    治療方法
    1. 早期接触の場合は、咬合調整や歯周炎の炎症を軽減することで改善できる場合が多く見受けられます。
    2. 咬合干渉も、咬合調整をしますが、歯列矯正をしないと改善できない場合もあります。
    3. 開咬は、歯列矯正のほか、舌の動きの訓練(嚥下訓練)も必要になってきます。
    4. 重度の歯周炎になると上記の様々な要素が加わり、歯の欠損が加わると益々1本の歯に負担が加わり、
    加速度的に歯周炎が悪化する場合もあります。
    早期の歯周炎の治療と、普段歯磨き、定期健診を行って、予防を心がけましょう。

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