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2024年03月25日 月曜日
特定の場所の歯茎が腫れる
歯周病がひどく、いつも、特定の場所の歯茎が腫れる。何故?
歯茎の腫れる位置の特徴
1. 歯周ポケットが深い部分
深いポケットの中は清掃が行き届かないため、炎症が起きやすい。
2. 歯槽骨の吸収が強い部分
前項の原因(ポケットが深い部分は骨が溶ける)ともなりますが、炎症を超しやすい部分です。
3. 咬合の力を受けやすい部分
咬合による物理的な負荷は、炎症をより悪化させます。
4. 根分岐部病変の影響
根分岐部病変は予後が悪く、炎症を繰り返す部分です。腫れる部分は対応が必要です。
歯周病基本治療のほか、場合によっては歯周外科などの処置も必要になります。
歯科医院でご相談して下さい。 -
2024年03月18日 月曜日
歯の近くの歯茎が腫れる
歯の近くの歯茎がよく腫れています。調子のイイこともあります。
診査します
詳しく調べてみると、歯の間の骨が溶かされ、その部の歯周ポケットが6mmありました。
他の部位でも骨の吸収が見られ、歯周病の所見が見られます。
歯周病は、炎症が強く出で歯肉が腫れる時期もあれば、やや落ち着く時期もあります。
次第に骨が溶かされて進行していきます。
そうすると症状の強い時期が多くなり、動揺も強くなってきます。さてどうする?
歯周病の基本治療をします。
プラークコントロールが大切です。
歯磨きだけではなく、歯周病を悪化させる修飾食因子と言われるものも取り除きます。
歯磨きがしやすいような口腔環境を整えることと、睡眠不足やストレスなどといった免疫を落とすような要素を取り除きます。根の先端の骨をすべて失うような状態まで放置しないように、歯科医院に早めに相談しましょう。
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2024年03月11日 月曜日
効果的な歯周病の治療の受け方
歯周病の治療に期待して、歯科医院に来院される方が多く見えるのは当然のことです。
今回は、「効果的な歯周病の治療の受け方」についてお話しします。そもそも歯周病の原因は
歯周病の初発原因は、プラーク中の歯周 病原菌です。
歯周病の治療を受けても、プラークが多く残っているようなら、治療効果は上がりません。
オレリーのプラークスコアで、20%以下にする目標があります。
最初にしっかりプラークを取り除くための方法を身に着けることが大切です。修飾因子を減らす
さらに歯周病を進行させ悪化させる修飾因子があります。
1. プラーク増加因子 (プラークリテンションファクター) というものがあります。
これは、プラークを取り除きにくくするものです。
歯石、歯並びの悪さ、不適合な修復物、口呼吸や小帯などが挙げられます。
2. 持病
糖尿病や骨粗鬆症は歯周病と深くかかわり、歯周病を悪化させる要因となります。
治療してコントロールされることが大切です。
3. 喫煙
タバコは歯周病に対しても悪影響を与えます。
4. ストレス、疲労、睡眠不足
免疫力を落とし、歯周病を悪化させます。咬合
何故歯周病と関係があるのかと、思われるかもしれません。
歯周病が進行すると、動揺が出てきて歯並びが乱れてきます。
そうすると、どこか最初に噛み合わせが強く当たってくる箇所(早期接触、咬頭干渉)が出てきます。
その部分には大きな噛み合わせの負荷がかかり、歯の周囲の骨を溶かしてしまいます。効果的な治療の受け方
以上のように、
1. プラークをしっかり落とすためのブラッシング方法を身に着けること。
2. 歯周病を悪化させる修飾因子を出来るだけ減らすこと。
3. 禁煙も大事です。
4. 咬み合わせも見てもらいましょう。
などがポイントとなります。 -
2024年03月04日 月曜日
歯間ブラシで出血する
歯間ブラシを使うと、出血してくる。もしかして歯周病?
歯間ブラシについて
歯間ブラシは、歯の間を清掃するのに適しています。
歯ブラシと併用することにより、プラークの量をかなり減少させることが出来ます。
歯間のサイズに合わせて歯間ブラシを選択することが大切です。
大きすぎると歯間を押し広げて、間の隙間が広がってしまいます。
歯間ブラシが挿入しづらい部位では、デンタルフロスを用います。出血する理由
1. 歯周病による炎症のために出血する。
炎症を起こしている歯肉は脆弱でぶよぶよしており、容易に出血し、痛みを伴うこともあります。
2. 歯間ブラシのやり方
無理やり挿入して歯肉を傷つけてたり、歯間ブラシでこすりすぎると出血します。
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