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2021年07月26日 月曜日
歯みがきで出血しなくても歯周病
歯みがきで出血しなくても歯周病と言われたのだが・・・
歯周病とは
細菌の感染(歯周病原菌)によって起こされる炎症疾患です。
歯の周り、すなわち歯肉、セメント質、歯根膜、歯槽骨の4つの組織の一部あるいは全部に影響を受けます。
発赤。腫脹、出血などの歯肉症状から始まり、歯茎がやせる、歯が動揺する、噛めないなどの症状に悪化していきます。歯茎からの出血
歯茎の表面からの出血とポケットの内部からの出血があります。
歯周病のポケット検査で、プローブという検査器具を使って深さを測り、その際の出血の有無を調べます。
日常の歯みがきで出血が感じられるのは主に歯ぐきの表面(歯肉乳頭部や辺縁歯肉)からです。
ポケット内部にまで歯周病の炎症が広がっていれば、歯磨きの時にはポケット内部までブラシが届かないために内部の炎症に気が付きません。
そのようなことを防ぐため、歯科医院でのチェックをお勧めします。 -
2021年07月19日 月曜日
べったりしたプラーク
歯周病の初発原因は、プラーク中にある歯周病原菌などです。
プラークの付き方
プラークと一概に言っても、以前から残っている古いプラーク、バイオフィルムを作ってなかなか落ちないプラーク、もう石灰化して硬く歯石となっているものなど状態を異にします。
ネトネトしてべったりしたプラークは、ハブラシを的確に当てて落とさないと取り除けません。
うがいしても、しつこく残っています。プラークを取り除くには
べっとり系のプラークには、薬剤、うがいなどはあまり効果がありません。
ハブラシで取り除くことが基本となります。
歯科医師、歯科衛生士などの指導を受けて確実に取り除くテクニックを習得しましょう。
ただ、すでに石灰化して歯石となったものはブラシでも落とすことが出来ません。
歯科医院で取り除いてもらいましょう。
プラークを取り除くことは歯周病治療の第一歩になるので大事です。 -
2021年07月12日 月曜日
歯茎の周りが赤くなる
普段丁寧に磨いているつもりだが、歯茎の周りをよく見ると赤くなっており、出血しやすい。
という経験をされた方はいませんか?歯茎が赤いこと
それは、歯茎に炎症を起こしていることです。
歯周病原菌を中に含むプラークが残っていることが多く見られます。
ブラシなどの刺激に対して歯肉が弱くなっており、出血しやすい状態になっています。改善方法
プラ―の付着位置をしっかり観察して落とすことが重要です。
ブラシがその部位に適切に当たっていないと症状は改善されません。
歯磨剤を付けずにブラシの動きをじっくり見てプラークを落とします。
1回、2回でなく、毎日のブラッシングを習慣づけることが大切です。 -
2021年07月05日 月曜日
歯周病の歯を失った後
歯周病により、残念ながら歯を失った場合、その後どのような治療になるのでしょう?
歯を失った後
歯周病により歯の周りの歯周組織、特に骨が顕著に失われている可能性があります。
歯を失った本数、残存歯の状態、咬み合わせの状態などにより治療方針が異なります。
基本的には、義歯、ブリッジ、インプラントなどの方法が考えられます。歯を失った本数
1本、前歯あるいは奥歯の場合、周囲の歯の状況が良く骨の回復が望める場合、あるいはは骨の補填が可能な場合には、
ブリッジやインプラントで修復できる可能性がありますが、骨の回復が困難な場合や持病などがある場合には義歯になります。多数歯の場合、骨の補填が可能ならインプラント治療も可能ですが、咬み合わせや全身状態によっては義歯による修復の方が向いている場合もあります。
欠損を放置したら
失った周囲の歯が欠損部に倒れこみ、咬み合う相手の歯は欠損部に向かって伸びてきます。
その結果、咬み合わせが低くなり、アゴの関節や反対側の歯列にまで影響が及んできます。
前歯部は咬み合わせが低くなると、前方にフレアアウトして出っ歯になってきます。
放置はしないでください。
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