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2020年01月27日 月曜日
歯茎が出てきた時に治療が難しくなつているケース
歯周病などが原因で歯茎が出てくることがあります。
何とか食い止められないかと歯磨きは丁寧にしているが、
本当にこのままでいいのか心配な場合があります。
治療が難しくなっているケースとは
1. 歯の周りの骨がなくなっているケース
歯を支える骨が根の先までなくなると歯の保存が難しくなります。
最近は歯周再生などの治療法がありますが、周りの骨がなくなるとその治療もできなくなります。
上の表側の骨は薄い方が多いため、根の先端まで表側から見えてくることもあります。
2. 歯周病と根尖病変が合体しているケース
根の先に病変が出来て歯周病による歯周組織の減少と重なる場合治療が難しくなります。
3. 歯にひびが入っており、根本が見えているケース
歯のヒビから感染を起こし、歯周組織が失われたため、歯茎が見えているケースです。
外観から同じように見えても、内部の状態を精査して、できるなら長く歯を保存したいものです。 -
2020年01月20日 月曜日
歯周病で根本が見えてきたら要注意
歯周病が進行して、歯茎がやせ、歯根部が見えてきたら様々な問題が起こってきます。
根本が見えてきた時に起こる問題
1. 知覚過敏
歯根部の表面は弱く、容易に歯が削れやすくなります。そのため歯の神経まで刺激が伝わりやすく、
知覚過敏に成りやすいのです。歯磨きの時に同じ部分だけを強く磨かないようにしましょう。
2. 虫歯
同じく虫歯に対しても弱く、歯根を一周するような虫歯を作りやすく利ます。
3. 咬み合わせに無理がかかる
歯根の周りの歯肉がやせることは、内部の骨も解けているということです。
強い咬み合わせに抵抗できるような骨植ではなくなります。
進行すれば通常の咬み合わせでも無理がかかってきます。
4,. 審美的なコンプレックス
見かけが悪くなり、特に前歯で歯根が目立ってくると口元を隠したくなってしまいます。
5. 歯の破折の危険
根本は弱いために削れやすく、根本が細くなると歯の破折の危険が生じます。 -
2020年01月13日 月曜日
奥歯中央部の歯茎の腫れ
奥歯中央部の歯茎の腫れは、何が原因でしょうか。
原因となるもの
1. 歯周病
根分岐部病変と言って奥歯の根の中央部に炎症を起こすものです。
レントゲンでは歯の根元の間の骨が溶けるため、黒く見えます。
繰り返して腫れることが多く、難治性です。
2, 虫歯
神経の管から根元の先に炎症が波及して、それが歯ぐきの表面にまで達したものです。
根管治療を行う必要があります。
3. 歯の崩壊
特にひどい虫歯で歯根まで及ぶようになると、根元の歯質が不十分となり、
そこから炎症が歯ぐきに及びます。
4. 歯牙破折
根元に達するヒビが入るとそこから炎症が起きることがあります。
上記のように様々な原因が考えられるので、
歯科医院でしっかり調べてもらいましょう。 -
2020年01月06日 月曜日
歯を磨かないとどうなる?
毎日丁寧な歯磨きの習慣がある方が、ほとんどだと思います。
もし、病気や怪我で歯磨きができなくなる、あるいは磨かなくくなると、一体どうなるのでしょうか。
歯を磨けない、あるいは磨かないと
1. プラークがたまってきます。
もし、食べ物が柔らかくなると益々プラークがたまり易くなります。
歯の付け根、歯間部にたまり易いのですが、噛まないと咬み合わせの面までたまってきます。
プラークだけでなく食片も残り、特に歯の間に挟まると間の歯肉を圧迫します。
2. 歯肉に炎症が起きます。
プラークは細菌の塊なので、炎症を起こしてきます。
その炎症はだんだん進行していきます。
3. 歯周に問題を起こしてきます。
炎症は歯周奥深くまで進行して、歯周ポケットを形成して、内部の骨まで溶かしてきます。
歯周病はより重度になり、歯列全体に波及して、咬み合わせまで乱れてきます。
4. 局所だけに留まらなくなります。
歯肉の血管を通して、全身に細菌が回ります。
動脈硬化、糖尿病、早産、心臓弁膜症などとの関連性が指摘されています。
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