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2020年04月27日 月曜日
咬み合わせの負担が歯周病の悪化を招く
咬み合わせ? 無理な咬み方なんかしていないよ。
と思っている方が多いと思います。
次の事項に自分が該当しないかを確かめてください。
1. 虫歯や欠損を放置している
ほかの歯に咬み合わせの負担がかかります。
入れ歯はなくても咬めるし、入歯はうまくいかないのではめていないなどの場合は特に注意が必要です。
2. 歯並びが悪い
咬み合わせが悪い、あるいは咬み合わさっていない部分がある場合も注意が必要です。
3. 歯ぎしりや食いしばり
無意識のうちに過度な力がかかります。
4. 片咬みの癖がある
ついつい、咬みやすいほうしか使わなくなる。
何故、噛み合わせの負担がかかると歯周病が悪化するのか?
実は、歯周病の軽微な炎症でも、力が加わることにより歯周組織の破壊が重症化することが知られています。
歯の周りの骨が歯根方向へ吸収する(垂直性骨吸収)、早期接触による歯周組織の破壊、歯の咬耗などが
繰り返されると歯周炎が進み、やがて動揺も起こってきます。 -
2020年04月20日 月曜日
なぜプラークが落としにくい?
歯周病や虫歯を予防するには、プラーク(歯垢)中の歯周病原菌や虫歯菌を
丁寧に取り除いて清掃する必要があります。
プラークがうまく落とせない理由
1. 口をゆすいでも落とせない。
プラークは不溶性グルカンといって水には溶けない状態で形成されています。
機械的にハブラシなどで取り除く必要があります。
2. ブラシが当たりにくいところに付着する。
歯は根本1/3付近に最大豊隆部があり、そこから根本側にくびれています。
ブラシがそのくびれにうまく当たらなればプラークが落とせません。
3. 歯の付け根の歯石や修復物辺縁にはプラークが付きやすい。
歯石の表面はザラザラなのでプラークがつき安く落としにくい。
修復物の辺縁にもプラークは付きやすい。
ブラッシングについてはその人のお口の状態により差があるので、
歯科衛生士に指導を受けましょう。 -
2020年04月13日 月曜日
歯周病は悪化させないことが大事
歯周病は、かかりやすく、再発しやすい疾病です。
炎症を繰り返すたびに、歯周組織が失われて行きます。
従って炎症を起こさない、悪化させないことが大切になってきます。
悪化させないようにするためには
1. 歯磨きを丁寧にする。
当たり前のことでが、歯周病が進むと歯の付け根、歯間部の清掃が大変になってきます。
磨くタイミング、歯磨きのポイントなどを歯科衛生士に教えてもらうようにお勧めします。
2. プラークが残らないようにお口の環境を整える。
例えば、虫歯や治療中のところがあるとそこにプラークがたまりやすくなります。
かぶせものの下の隙間ができるように場合も、躊躇なく治療してもらいましょう。
3. 定期健診をしましょう。
自分自身で気が付かない場合もあります。
歯周ポケットの深さ等はなおさら自分ではわかりません。以前の状態と比較して変化がないか調べてもらいましょう。
4. 生活習慣に気を配りましょう。
歯周病のリスク員である生活習慣にも気をつけましょう。
免疫を落とすような生活の乱れも、炎症を悪化する原因の一つです。 -
2020年04月06日 月曜日
奥歯で噛むと痛む
「奥歯で噛むと痛む」という経験をされたことがありますか。
虫歯? 歯周病? 歯が割れた? いろんなことが考えられます。
1. 虫歯の痛み
虫歯が、ものを噛むことによって歯の神経を刺激して痛みが出ます。さらに
虫歯が進行して神経の管を介して根の先に炎症を起こすと、歯茎が腫れてくることがあります。
2. 歯周病の痛み
奥歯、特に大臼歯と言われる歯は、2根管以上のことが多く、根の間に歯周病が進み骨が溶けると、
噛んだ時の痛み、歯茎の腫れを繰り返すことがあります。
根分岐部病変と言われるものです。
3. 歯が割れた
強い噛み合わせの力、特に寝ているときにおこる歯ぎしりや食いしばりなどは想定外の力が加わることがあります。
歯の破折が起こると噛み合わせたときに激痛がするようになります。
普段噛まない時には痛くないのに・・・という場合には破折が原因の場合があります。
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