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2018年02月26日 月曜日
若いのに重度歯周病になる分けは?
40代、50代になり歯周病が進んでくる場合が多いのですが、
20代、30代で重度歯周病になるのは、いかにも早いと感じる方が多いのではないでしょうか。
若くして重度歯周炎の原因
1. 若年性歯周炎の場合には、若くして重度に進行することがあります。
2. プラークコントロールの悪さに加え、歯ぎしりや食いしばりなどの負担過重が加わる場合。
3. 全身疾病の影響を受けた場合。
4. それらが複合的に合わさった場合。
解決策は?
1. 第一にプラークコントロールを徹底して行うことです。
2. 原因となるものをできるだけ取り除きます。
3. 徹底したスケーリングと咬合調整を行う。
4. 失った歯周組織を取り戻す歯周再生治療が適応できないかを模索します。 -
2018年02月19日 月曜日
グラついて噛めない
歯がグラつくのは、歯周病、外傷、歯の破折、根の病変などいろいろな原因が考えられます。
1. 歯周病
重度の歯周病になると、歯の周りの歯周組織が失われ、歯槽骨と言う歯を支えている骨がなくなるために動揺してきます。
通常は徐々に動揺が強くなります。しかし、
歯周病の急性発作と言われる炎症を起こしたときには、急に動揺が強くなります。
上下動するようになると根の先まで骨が溶かされていると考えられるので保存は難しくなります。
2. 外傷
外傷性歯牙脱臼といって、歯を強くぶつけると歯の植わっている器から逸脱するため動揺します。
元に整復固定することにより、治療します。
3. 歯の破折
歯の歯冠部という見える部分が破折した場合には、直接見えて動揺はないのですが、
歯根部という部分が破折した場合にはわかりにくく、急な動揺として症状が出ます。
大きな力が加わった後に動揺する場合、夜間歯軋りなどを起こして破折して朝気が付く場合、
硬いものを咬んで破折して動揺する場合などがあります。
4. 根の病変
歯根の先に病変がある場合で、急性の炎症が起きた時に動揺が出ます。
神経を抜いた歯根の病変が悪化したり、神経が壊死して根の先に病変が出来てそれが悪化する場合が考えられます。
症状
グラついて噛めない場合が多く、それぞれの原因によって予後が変わります。
我慢せず、歯科医院に受診してください。 -
2018年02月12日 月曜日
歯肉の厚みと歯周病
歯肉の厚みは部位によって、また人によって違いがあります。
歯肉の厚み
一般的に、上アゴの中側の歯肉は厚みがあります。
歯肉の足りない部分に移植する際に、その部の歯肉を利用します。
逆に薄いのは、他の部位です。
歯茎が薄いとどうなるか
歯周病になると歯茎が痩せ、歯根が露出してくるスピードが速まります。
神経を抜いた歯が黒ずんでくると、薄い歯肉から透けて見えます。
特に前歯では目立って、悩んでいる方も見えます。
人による違い
同じ上の前歯で比較すると、プロービングで歯周ポケットを測定して器具が透ける人は、
薄いと判定します。
歯茎の下の骨も厚ければ、歯根露出するリスクは低下します。 -
2018年02月05日 月曜日
咬合の力
普段何気なく食事をしてますが、その咬み合わせの力が食事以外で加わったら
不都合なことが起こり易くなります。
例えば、歯軋りなどは歯をすり減らし、他人に不快感保与えます。
そのような必要な時以外に加わる咬合の力を「パラファンクション」と言います。
パラファンクションには、どのようなものがあるか?
歯ぎしり、食いしばり、カチカチ歯を合わせるタッピングなどが代表例です。
歯をすり減らすばかりか、歯の破折なども起こすことがあります。
もし、歯周病の炎症が加われば、
歯周組織に甚大な破壊をもたらし、放置すれば、動揺が出て抜歯に至るケールもあります。
炎症+力により歯周組織の量が減り、歯の移動(歯並びが悪くなる)を伴うこともあります。
治療法は、
歯の接触癖と言われる「TCH」は、昼間は、ご自身で注意と手止めます。
しかし、夜間はナイトガードなどで対応します。
咬合調整で早期接触を調整して、歯のすり減りで平らな咬耗面は、
横の力がより加わるので負担のかからない形態に修正します。
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