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2024年02月26日 月曜日
歯の間に物が詰まる
歯の間に食物の線維などが詰まり、なかなか取り除けない、という経験を持たれている方は多いと思います。
「食片圧入」と言われています。何故詰まる
物の噛み方
食事で歯の間に入るような無理な噛み方をしてしまった。
歯周病
歯の間に隙間が開いていたり、歯が少し動揺していたりする場合、ものが詰まりやすくなります。
むし歯
歯の間のむし歯に物が引っ掛かってしまう。
詰め物が悪くなった
以前詰めてあった詰め物が不適となり、詰まってしまう。自分で即断せずしっかり見てもらう
歯の間に物が詰まるということは、様々な原因が考えられます。
自分で即断してこれだと思い込まずに、よく調べてもらいましょう。
治療すれば快適に食事ができるようになるケースが多いと思われます。 -
2024年02月19日 月曜日
歯周病で硬いものが噛めなくなる
歯周病が進行してきて、だんだん硬いものが噛めなくなってきた。
噛めない理由
1. 支えの骨の減少
歯周病でが進み歯を支えている骨の量が少なくなり、咬む力に耐えれなくなってきます。
やがて、通常の食べ物も噛むのが苦痛になってきます。
2. 歯周病による炎症
歯周病による炎症は、時に急性悪化することがあります。歯茎が腫れ、炎症により歯の動揺が大きくなります。
急性症状が治まるとやや回復しますが、炎症を繰り返すうちにさらに骨の量が失われてしまいます。
3. 早期接触
早期接触とは、噛み合わせた時にその部だけ最初に噛み合わさってしまうことを言います。歯周病によりこのような早期接触が起こり、
その部の歯周組織の破壊が進み、咬みづらくなっていきます。解決方法
歯周病治療、咬合調整などが必要です。
動揺歯は固定をします。
普段から定期的に健診を受け、歯周病が進行しないようにしましょう。 -
2024年02月12日 月曜日
骨粗鬆症だと歯周病に影響するのか
歯周病と全身疾患の関連性が指摘されています。
歯周病と骨粗鬆症
骨粗鬆症になると骨の密度が減少し、歯の周りの骨にも影響が及びます。
歯周病によるわずかな炎症でも、骨粗鬆症になると歯槽骨の大きな吸収につながり、重症化します。
歯の動揺、歯根の露出、歯間鼓形空隙の増大により食べ物が歯間に詰まりやすくなります。
硬いものが食べづらくなります。関連があると言われている疾病
糖尿病になると歯周病に罹りやすくなり、歯周病が悪化すると血糖コントロールに悪影響を与えると言われています。
骨粗鬆症は歯茎の骨にも影響を与えるため、歯周病が悪化しやすくなります。
歯周病は、動脈硬化症や虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、誤嚥性肺炎、早産や低体重児出産、関節リウマチなどに悪影響を与えることが言われています。
肥満の人は、歯周病に罹患しやすくなります。
喫煙者は非喫煙者に比べて2 ~ 8 倍、歯周病に罹患しやすいことが報告されています。
ストレスにより歯周病が重症化しやすくなります。 -
2024年02月05日 月曜日
歯周病に影響を拭たえる因子
歯周病の初発因子は、歯周病原菌です。それに修飾因子と言われるものが加わり、
だんだん進行していきます。修飾因子
1, 局所的修飾因子
・プラークリテンションファクターと呼ばれるプラークを増加させるような因子です。プラークを取り除きにくくしたり、付着しやすくするような因子です。歯石、歯並びの悪さ、不適後な修復物、歯周ポケット、停滞性の食物や食習慣などです。
・外傷性咬合は、歯周にかかる過大な力で、歯周病を増悪させます。早期接触、咬頭干渉、や食いしばりなどです。
2. 全身的修飾因子
・全身疾患のうち、糖尿病、骨粗鬆症といった免疫を低下させたり、歯周の抵抗力を低下させたりするものです。
・ストレス。睡眠不足なども免疫力を低下させます。
・薬剤のうち、免疫抑制剤、副腎皮質ホルモン、炎症性サイトカイン標的治療薬などが該当します。歯周病治療
歯周病治療は、歯石やプラークを取り除くだけではなく、上記の修飾因子も減少させるような取り組みが必要になります。
歯周病原菌に目が行きがちですが、修飾因子は歯周病が生活習慣病と言われるゆえんです。
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