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2020年07月27日 月曜日
歯磨きが出来ているかの判定
歯磨きのポイントは、食物残渣がなく、プラークがしっかり取り除かれているかです。
歯磨きのポイント
プラークは歯に密着するヨーグルト様の細菌の塊です。
この塊をしっかり取り除き、虫歯菌や歯周病菌を減らすことが歯磨きの目的となります。
また、歯周病で歯ぐきがやせて歯間部が大きくなっている場合、食物残渣が詰まりやすくなります。
そのまま詰まらせておくと、歯間部の歯肉をさらに下に押しやることになります。
デンタルフロスや歯間ブラシで清掃します。
歯磨きの判定
プラークの取り残しの判定は、染色液を用いて染め出す方法がよく用いられます。
赤色の色が濃くついている部分がうまく磨けていない部分です。
歯の付け根や歯間部が赤く染まることが多く、ブラシを当てる方向、動かし方を考えて磨きます。
歯科医院でプラークスコアを判定してもらって20%以下になるように頑張って磨きましょう。 -
2020年07月20日 月曜日
ぐらついた歯 どうすれば?
歯にぐらつきを感じたが、どうすればよいのでしょうか?
ぐらつく原因は
1. 歯周病の急性発作
普段症状は表に出ることは少ないのですが、歯周病により炎症が急変してきた場合です。
炎症が収まれば動揺も減ることが多いです。
2. 歯周病が進行してきた。
動揺を感じたら歯周病治療をします。
歯を連結固定することで落ち着くこともあります。
3. 歯周病の末期
歯周病が重症化して骨が根元まで溶かされてきた場合です。
根の先まで骨が溶けた場合には抜歯を余儀なくされます。
4. 歯の破折
歯冠部の破折の場合には修復治療しますが、根元の先まで破折している場合には抜歯に至ります。
歯のグラグラが心配な場合には、早めに治療を受けましょう。 -
2020年07月13日 月曜日
前歯の歯茎にできた隙間
歯茎の間にできた隙間は、特に前歯では気になります。
前歯の歯茎の隙間がもたらす症状
1. 審美的障害
見た目に悪く口元を隠したくなる。
2. 食片圧入
物が挟まり、繊維質のものはなかなか清掃が難しい。
3. 発音障害
空気が漏れて鮮明な発音を障害する。
4. 食事時の不快
特に水分が間を通り不快な感じがある。
さらに進行すると
動揺が現れ、しっかりと咬み切れない、硬いものは遠慮してしまう。
歯と歯の間が離れてくる、歯が飛び出してくるなどの
症状が出てきます。
早めの対処と処置が必要です。 -
2020年07月06日 月曜日
親知らずの前の歯は歯周病に注意すべし
親知らずはトラブルが多く抜歯をすることも多々あります。
しかし、その前の歯 (第二大臼歯) のことも注視する必要があります。
親知らずの前の歯の特異性
1. 親知らずが無くなれば一番奥の歯になる。
前からは見づらく、ハブラシが届きにくいこともあるので、虫歯や歯周病のリスクが高い。
2. アゴの関節(顎関節)に近いため、咬み合わせに影響が高い。
歯に摩耗などの負担がかかりやすく、咬合に対してもわずかなことで負荷がかかりやすい。
3. 親知らずは萌出スペースがないことが多く、横に倒れていることもある。
その分、前の歯の周囲の骨が失われているケースが多い。
4. 歯の周りの付着歯肉の量が少ない。
骨に裏打ちされた硬い歯肉の層が少ないため、歯周病の炎症が奥に波及しやすい。
5. 複数根のことが多い。
歯周病が進むと根分岐部病変を作りやすく、難治性となる。
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