2016年08月01日 月曜日
歯周病菌は一種類ではない
歯周病原因菌は、10種類以上分かっています。
その中でも悪の御三家と言われる菌をレッドコンプレックスと言います。
レッドコンプレックスとは
進行している歯周病の方に見つかる菌で、混在していることも多いです。
お口の中に存在している数百種類の細菌を、歯周病への関連が高い順に分類し、
ピラミッドの頂点に存在する菌です。
1. P.g.菌(Porphyromonas gingivalis)
2. T.f.菌(Tannerella forsythensis)
3. Td.菌(Treponema denticola)
この3つの菌を指し、重度の歯周病に影響を及ぼしていると言われています。
そのほか
4. P.i.菌(Prevotella intermedia)
5. A.a.菌(Actinobacillus actinomycetemcomitans)
が有名な菌です。
これらの菌はどこにいる?
酸素が嫌いな菌が多く、歯周ポケットの中が好環境となります。
しかも4mm以上の歯周ポケットになると酸素が届きにくくなるので危険です。
Pg菌は、血液の存在下で数を増やすので、歯肉内面から出血するような
環境では爆発的に増えます。
予防は?
毎日のご自身のブラッシングによるセルフケアと
定期的な歯科医院のプロフェッショナルケアが必要です。
特に歯周ポケットが深いとプラークを除去するのは困難となります。
ひどくならないように予防することが大切です。