2019年05月27日 月曜日
歯周炎による歯牙挺出
歯牙挺出とは、歯列から咬み合わせの面を超えて飛び出してきている状態です。
上の前歯であれば、下の前歯の方向に向かって下がって伸びているように見えます。
どうして歯牙挺出するのか?
歯周炎が進行すると、歯を支えている歯周組織が失われ、周りの骨もなくなります。
すると今まで強固に歯周にに支えられていた歯が、ふらついて力のかかるままに移動し始めます。
咬み合わせの力、頬唇舌といった粘膜の力など、力の作用する方向に動いてしまいます。
また、炎症を繰り返すうちに、歯が歯槽から飛び出る方向に動きます。
奥歯であれば、前方に倒れたり、頬舌側に倒れてきます。また咬み合わせが低くなります。
前歯だと、前にとびだと歯をつらるタラインより伸びた方向に飛び出てきます。
対策
普段から歯周炎の予防に努め、プラークコントロールをしていきます。
もし、歯牙挺出の症状が少しでも疑われたら、迷わず歯科医院に相談しましょう。
徹底的な歯周炎の治療、固定処置、場合によっては歯周外科なども行います。