歯周病の初発原因となる歯周病原菌は1種類の菌だけではなく、複数の細菌が関与しています。
口の中には300~400種類の菌が存在しますが、そのうち歯周病に関与しているのは15種類程度(あるいはそれ以上)の菌です。

歯周病菌の種類
慢性的な歯周病では、ジンジバリス、デンティコラ、フォーサイセンシスの3種類の菌が多く(60~70%)見られます。
これらのレッドコンプレックスと呼ばれる3種類の菌は、歯周病に深刻な影響を与えます。
歯肉に炎症を起こして歯周ポケットを形成し、歯周病が進行していきます。やがて歯槽骨が失われてしまいます。
アクチノバチルスAA菌は、若年時に歯周病を重症化させます。
インターメディア菌は、女性ホルモンによって発育し、思春期や妊娠時に増加して歯周病を引き起こします。

予防策
プラーク1mg中には1億個以上の細菌が含まれます。
従って、歯周病予防には、プラークを出来るだけ減らすことが大事になります。