2019年12月16日 月曜日
歯石のつき方
歯石には、歯肉縁上と歯肉縁下に付くタイプがあります。
歯肉縁上歯石
プラークが唾液中のカルシウム成分と結合して硬くなったものです。
歯ブラシでは落とせないほど歯にしっかりくっつき、硬くなります。
色は白色がかったものが多く、一見、歯がメタボになったように太った感じがします。
付着位置は、唾液腺開口部と関係があります。
下顎では下の前歯の裏側(舌の裏側の付け根に舌下戦、顎下腺の開口部がある)
上顎では奥歯の外側(ほっぺたに耳下腺開口部がある)に付着しやすいです。
歯肉縁下歯石
ポケット内部に付着します。
非常に硬く、深部や根分岐部にまで及ぶものは時間をかけても除去が困難なものもあります。
色は黒褐色で、歯周病菌や血液の影響でこの色となります。
外側からは発見しづらく、見逃された場合、歯周炎がかなり進行していることがあります。