2021年06月28日 月曜日
スケーリングの実際
スケーリング(歯石取り)は、歯周基本治療の中で行われる大事な治療の一つです。
超音波スケーラー、ハンドスケーラーなどを用います。
効果的なスケーリング
歯周基本治療は歯周病の原因を取り除くことから始まります。
初発原因である歯周病原菌を中に含むプラークを取り除くこと、すなわちプラークコントロールの徹底をします。
歯石の中には歯周病原菌のだす毒素を含んでいるため、特に歯肉縁下深くにたまる歯石は、時間をかけて取り除いていきます。
従って、プラークコントロールがうまく出来ていない状態でスケーリングを行っても、原因が無くならないので効果が上がりません。
縁下歯石の除去
グレーシーキュレットという器具を使います。
歯肉縁下歯石は硬いため、シャープニングがしっかりされて鋭利なキュレットで治療をする必要があります。
根分岐部などの器具の到達が難しい部分は、超音波スケーラーやスプーン型の器具を駆使して歯石を取り除きます。
その後、再び歯石が付かないように根面を滑沢にするルートプレーニングしいう操作をします。